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2021.07.28
京都御苑トンボ池「夏の一般公開」
東西約700メートル、南北約1300メートルの広大な敷地に豊かな自然が広がる「京都御苑」。苑内の「トンボ池」が、8月6日(金)~8日(日)の期間限定で一般公開されます。夏のトンボ池で、さまざまな水辺の生きものや植物を観察することができますよ。感染症対策を万全に、お出かけしてみてはいかがでしょうか?「夏のトンボ池一般公開」の参加は無料ですが、定員制で先着順、事前の申し込みが必要です。参加を希望する人は、京都御苑の公式ウェブサイトを参考に早めに申し込みを。京都御苑のトンボ池は平成6年(1994)に整備された人口池で、通常は非公開。さまざまな動植物のビオトープ(生息空間)として、生態が保護されています。「トンボ池」というからには、トンボもたくさん飛んでくるのでしょうか?トンボは世界に約5000種、日本にはそのなかの約200種が生息しているといわれています。京都御苑では、これまでに四季を通して26種のトンボが確認されているとか。オニヤンマやシオカラトンボなどの知られた品種はもちろん、珍しい品種のトンボも。水の中にいるヤゴ(幼虫)から空中を飛び交う成虫まで、トンボの成長観察も興味深いですね。自然豊かな京都御苑は、トンボのほかにも多種多様な生きものの住みかになっています。これまでに約100種の鳥類、50種以上のチョウ類、セミ類8種、菌類約400種が確認されたとか。今の季節は、「コオロギの森」などでセミの抜け殻を見つけることもできます。トンボ池はもちろん、1年を通して出入りが自由な苑内でも夏の植物や生き物に出合えますよ。「夏のトンボ池一般公開」の詳細は、京都御苑の公式ウェブサイトで確認してください。京都御苑トンボ池(きょうとぎょえんとんぼいけ)京都市上京区京都御苑3京阪神宮丸太町駅から徒歩15分(富小路口)https://fng.or.jp/kyoto/
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2021.07.06
走り坊さん・ハス・安産祈願で知られる「大蓮寺」
八坂神社の祭礼である「祇園祭」の1ヶ月ですが、今年もひっそりとしています。かつて、八坂神社の場所にあったというお寺に思いをはせてみませんか?明治維新の神仏分離令まで、現在の八坂神社の場所に「祇園社 感神院」というお寺があったとか。京都の「祇園」という地名は、この祇園社に由来しているといわれています。今回は、江戸時代に祇園社と深いゆかりのあったお寺をご紹介します。東山二条の「引接山 極楽院 大蓮寺」で、「安産祈願の寺」としても知られています。明治時代の神仏分離令による廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によって、祇園社が廃寺に。その際、祇園社の観慶寺にあった仏像や仏具がすべて大蓮寺に移されたといわれています。祇園社の本尊だった重要文化財「薬師如来」などは秘仏で、拝観することはできません。洛陽三十三所観音霊場の第8番札所であるため、「十一面観音菩薩」は1年を通して拝観が可能です。大蓮寺の御本尊・阿弥陀如来は「あんさん(安産)」とよばれ、安産祈願にご利益があるとか。江戸時代、後光明天皇が、典侍・庭田秀子の安産祈願を大蓮寺に命じました。無事に第1皇女・孝子内親皇が誕生したことから、後光明天皇の勅願所になったといわれています。また、明治から大正時代にかけては、洛中洛外を駆けめぐった「走り坊さん」の寺としても話題に。当時、歩いて参拝できない妊婦さんのために、走って御守を届けたという「走り坊さん」。晴れの日も雨の日も、大蓮寺と阿弥陀如来の使いとして走り回ったという伝説が残されています。現在は納経所で「走り坊さん」の「足腰健常の御守」が授与されています。駅伝の発祥の地・京都で、市民ランナーやアスリートからの信仰も厚いそう。「走り坊さん」のように、足腰に不安を感じている家族や友人のもとへ届けるのもよいですね。大蓮寺の開基は慶長5年(1600)、五条若宮(現在の五条西洞院あたり)と伝わります。昭和20年(1945)、戦時中の強制疎開により、現在地の東山二条に移転しました。その名のとおり「蓮の寺」としても知られ、開花シーズンは6月下旬から8月中旬ごろまで。境内には40数種類の花ハスの鉢があり、早咲きから遅咲きまで色とりどりの花を楽しめます。例年、梅雨の晴れ間に開花がすすみ、梅雨明けに最盛期を迎えるという花ハス。平年の京都の梅雨明けは、祇園祭(前祭)の山鉾巡行を過ぎたころ。今年の梅雨明けはいつになるのでしょうか。太陽の下で見事に咲くハスの花を思えば、これからの暑さも乗り越えられるかもしれません。開花状況は、大蓮寺の公式ウェブサイトやYouTubeチャンネルにアップされています。お出かけが難しい人は、おうちにいながらハスの開花を楽しんでみてはいかがでしょうか?引接山 極楽院 大蓮寺(いんじょうじ ごくらくいん だいれんじ)京都市左京区東山二条西入1筋目下ル457市バス停東山二条または東山仁王門下車、徒歩5分大蓮寺の公式ウェブサイト大蓮寺のYouTubeチャンネル祇園祭に思いをはせる「疫病退散祈願 コラボ御朱印」 はこちら
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2021.06.30
祇園祭に思いをはせる「疫病退散祈願 コラボ御朱印」
今年も7月1日(木)の「吉符入」を皮切りに、祇園祭の1ヶ月が始まります。祇園祭の時期にあわせて、「元祇園 梛(なぎ)神社」と「八大神社」の特別御朱印が登場します。両神社による「疫病退散祈願 コラボ御朱印」で、7月1日(木)より限定頒布がスタート。ともに御祭神にスサノオノミコト(明治維新以前の牛頭天皇)をまつる神社として知られています。梛神社の御朱印にスサノオノミコト、八大神社の御朱印に牛頭天皇がそれぞれ描かれます。この2枚の御朱印を並べると「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」が出現する仕組みなのだとか。見開きサイズの書き置きで、あわせて幅が42cmの大きさになるそうですよ。今年も祇園祭の山鉾巡行や神輿渡御は行われませんが、祇園祭の本当の意味は「疫病退散」。そして、スサノオノミコト(明治維新以前の牛頭天王)といえば、疫神を支配する神様です。今回の御朱印をとおして、祇園祭の本当の意味に触れてみてはいかがでしょうか?「疫病退散祈願 コラボ御朱印」は、7月1日(木)~8月31日(火)まで頒布予定とのことです。※予定枚数に達し次第、終了となります。※梛神社の御朱印は梛神社で、八大神社の御朱印は八大神社で求めてください。※8月1日(日)より、郵送での対応(遥拝御朱印)も開始される予定です。詳細は、梛神社または八大神社の公式ウェブサイトで確認を。祇園祭は言わずと知れた八坂神社の祭礼で、1100年の伝統を誇ります。壬生にある梛神社は、八坂神社の古跡であることから「元祇園社」とも。貞観11年(869)といえば、京都に疫病がまん延した年です。その際に、播磨国広峰(兵庫県姫路市)よりスサノオノミコト(牛頭天王)の神霊を勧請。鎮疫祭の際に神輿(みこし)を梛の林の中に置いてまつったのが、梛神社の起源とされています。その後、スサノオノミコト(牛頭天王)の神霊は八坂(八坂神社)に移されました。地元の人たちは風流傘を立て、鉾を振り、音楽を奏でながら八坂に神輿を送ったとか。これが「祇園会」(現在の祇園祭)の始まりと伝えられています。また、大正7年(1918)には、梛神社の境内に隼(はやぶさ)神社が遷座しました。隼神社は、延長5年(927)にまとめられた「延喜式神名帳」にも名前を残す由緒ある神社。このことから、境内には梛神社と隼神社の本殿が横に並んで建てられています。一乗寺にある八大神社は、永仁2年(1294)に八大天王が勧請されたことが由来の古社。八坂神社や梛神社と同様に、スサノオノミコト(明治維新以前の牛頭天王)がまつられています。そのことから「北天王(北の祇園社)」ともよばれているそう。また、八大神社は、剣聖・宮本武蔵ゆかりの神社としても知られています。境内地の「一乗寺下り松」での吉岡一門との決闘前に、武蔵が奉拝したのだとか。境内には決闘当時の「下り松」の古木がまつられ、武蔵の像も参拝者を出迎えてくれます。今回のコラボ御朱印のほか、武蔵がデザインされたものなど多彩な御朱印が用意されていますよ。元祇園 梛神社(もとぎおん なぎじんじゃ)京都市中京区壬生梛ノ宮町18-2市バス停壬生寺道下車、徒歩すぐhttps://motogion-nagijinja.or.jp/八大神社(はちだいじんじゃ)京都市左京区一乗寺松原町1番地叡山電車一乗寺駅から徒歩10分https://www.hatidai-jinja.com/
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2021.06.26
紫式部の邸宅跡「廬山寺」で桔梗が見ごろ
日本文学史を代表する作家のひとり、紫式部。平安時代中期に紫式部が執筆したとされる『源氏物語』は、全54帖からなる長編の物語です。京都には、紫式部や『源氏物語』ゆかりの地が点在しています。そのなかから、『源氏物語』の大半を執筆したといわれる紫式部の邸宅跡をご紹介します。『源氏物語』の主人公・光源氏が誕生した京都御所の東側に建つ「廬山寺(ろざんじ)」です。かつては境内の全域が紫式部の邸宅で、後年、廬山寺が移転してきたとか。廬山寺は天慶年中(938~947)に船岡山の南に創建され、寛元3年(1245)に船岡山の南麓に再興。現在地の寺町広小路に移転したのは天正元年(1573)、豊臣秀吉公の都市改造にともなってです。現在、境内の「源氏庭」では、桔梗(ききょう)が咲き誇っています。例年6~9月にかけて開花しますが、今年は例年より早く見ごろを迎えているそうですよ。白砂と苔の庭に映える紫色の花は、紫式部の高貴なイメージにもぴったりな気がします。桔梗は9月ごろまでゆっくり楽しめるのもうれしいですね。境内には紫式部にちなみ、古い筆を供養する「筆塚」もあります。また、歌人としても活躍したことから紫式部の「歌碑」も建てられています。紫式部は日本人で唯一「世界の五大偉人」に選出され、フランスのユネスコ本部にも登録。そのことから、廬山寺は「世界文学発祥の地」ともよばれているとか。歌碑には、紫式部の娘で歌人の大弐三位(だいにのさんみ)の歌も刻まれています。歌人としては、母親の紫式部に負けず劣らずのすぐれた腕前だったそうですよ。この地に立っていると、どこからか物語をつづる音や歌を詠む声が聞こえてきそうです。廬山寺(ろざんじ)京都市上京区寺町通広小路上ル北之辺町397市バス府立医大病院前下車、徒歩5分
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2021.06.19
三宅八幡宮の半夏生と名物「鳩もち」
緑色の葉の半分が真っ白に色づく、ドクダミ科の植物「半夏生(はんげしょう)」。夏至から数えて11日目の「半夏生」に見ごろを迎えることから、同じ名前がつけられたとか。また、半分お化粧したように見えることが「半夏生」の名前の由来ともいわれています。2021年は、6月21日(月)が夏至にあたるため、7月2日(金)が「半夏生」に。今年は例年より早く、夏至を待たずに半夏生が各地で白く色づきはじめているようです。京都の半夏生の名所といえば、建仁寺塔頭の両足院をはじめ、天龍寺、大覚寺、等持院など。そのなかで、三宅八幡宮(みやけはちまんぐう)は半夏生の穴場といえるかもしれません。まさに今、境内の半夏生が白く染まり、参拝者の目を楽しませてくれています。三宅八幡宮といえば、鳩が八幡神のお使いであることから「狛鳩」が鎮座している神社。境内の茶店では、三宅八幡宮の名物「鳩もち」をいただくことができます。休業中だった「三宅八幡茶屋」が、この春「茶店 ポッポ」としてリニューアルオープン。半夏生や緑に囲まれた風通しのよい店内で、「鳩もち」を再び味わえるようになりました。「鳩もち」は修学院の京菓子司「本家 双鳩堂」の創業菓子で、ニッキ・抹茶・白の3種類。店内で薬草茶とのセットを楽しめるほか、1個から持ち帰りもできます。コーヒーや紅茶、カナッペやホット玉子サンドなどの軽食もあるので、参拝帰りにどうぞ!「茶店 ポッポ」は三宅八幡宮の一の鳥居前の参道にあり、金・土・日・月曜のみ営業。お天気のよい日は、一の鳥居を望むテラス席も気持ちよさそうですね。見ごろを迎えた半夏生と、にこやかな姉妹が出迎えてくれますよ。茶店 ポッポ(ちゃみせ ぽっぽ)京都市左京区上高野三宅町22(三宅八幡宮内)叡山電車三宅八幡駅から徒歩6分茶店 ポッポのInstagram「半夏生とタコの共通点とは!?」 はこちら鳥と神社③ 鳩に囲まれる「三宅八幡宮」 はこちら
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2021.06.09
「路面電車の日」と「京都市電」
6月10日は「路面電車の日」。「6(ろ)10(でん)」の語呂合わせから、平成7年(1995)に制定されました。また、明治45年(1912)6月11日は、京都市電が営業を始めた日です。京都市電の前身となる路面電車が日本で最初に走ったのは、京都のまちといわれています。明治28年(1895)、京都電気鉄道(京電)が日本初の正式な交通機関として運転をスタート。電力に琵琶湖疏水の水力発電を利用し、路面電車が走る道路も整備されていたといわれています。その京電の記念すべき最初の路線は、東洞院塩小路から伏見下油掛までの伏見線。続いて七条から木屋町通、岡崎まで開通し、京都のまちに路線を拡張していきました。明治28年(1895)は、平安神宮の造営とともに岡崎で「第4回内国勧業博覧会」が開催された年。路面電車は、内国勧業博覧会の来場者を運ぶ乗り物として重宝されたといわれています。明治45年(1912)6月11日には、道路の拡幅により路線が増え、京都市電も参入。大正7年(1918)に京電は京都市電に統合され、その後は市電が市内全域を走りました。自動車の普及により昭和53年(1978)年に全廃されるまで、多くの市民の足になったそうです。そして、令和3年(2021)3月、「京都市電関係資料」が京都市有形文化財に指定されました。市電に乗ったことのある人もない人も、40年以上前の京都のまちに思いをはせてみてはいかが?明治28年(1895)、「第4回内国勧業博覧会」の開催とともに造営された平安神宮。このことから、平安神宮の神苑には現存する最古の車両「2号電車」が奉納されています。この2号電車は令和2年(2020)、路面電車として初となる「重要文化財」に指定されました。※「2号電車」の見学には神苑の入苑料が必要です。また、梅小路公園では、京都市電の車両を利用した休憩所「市電ひろば」が人気。週末には公園内を当時の車両が再現された「チンチン電車」が走り、実際に乗ることもできますよ。※「チンチン電車」の乗車には運賃が必要です。詳細は、京都市都市緑化協会(梅小路公園)の公式ウェブサイトで確認してください。梅小路公園(うめこうじこうえん)京都市下京区観喜寺町56-3JR梅小路京都西駅から徒歩すぐhttp://www.kyoto-ga.jp/umekouji/京都市営地下鉄の開業40周年と「地下鉄の日」はこちら
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2021.05.31
「本能寺の変」と「本能寺跡」
6月2日は「本能寺の変」が起こった日です。天正10年(1582)6月2日の未明に、明智光秀が本能寺の織田信長を急襲したという事件。その際に信長公が火を放って自害した本能寺は、現在地(寺町通御池)にはなかったそう。当時、本能寺があったのは四条堀川あたりといわれています。"要塞"とも称される、お城のような広大な寺域を誇っていたとか。現在の本能寺は、「本能寺の変」のあとに豊臣秀吉が寺町通御池に移築したものです。油小路通蛸薬師には、「本能寺跡」を示す石碑が建立。蛸薬師通小川の一角には「此附近 本能寺址」の石碑も残されています。この近くに残る「本能寺町」や「元本能寺町」という町名も、歴史を今に伝えていますね。現在地の寺町通御池に移築後、跡地には、大名たちが邸宅を構えていたそうです。長い歴史のなかで、たびたび火災に見舞われてきた本能寺。よく見ると、本能寺の「能」の字の「ヒ」「ヒ」の部分は「去」の字に。これは、"火"を連想させる「ヒ」を避けた、本能寺の習わしだといわれています。広大な寺域だったため、このあたりに広く「本能寺」の名前が残っています。明治2年(1869)11月に「下京第二番組小学校」が開校しました。明治5年(1872)に「本能小学校」と改称し、平成5年(1993)近隣の小学校との統合により閉校。跡地は、京都市立堀川高等学校本能学舎や京都市本能特別養護老人ホームなどの複合施設に。「本能寺跡」と同じ敷地内には「本能校跡」の石碑も立っています。もちろん、このあたりは「本能学区」とよばれていますよ。「本能寺の変」のあと、秀吉公によって寺町通御池に再建された「法華宗 大本山 本能寺」。例年6月2日には、信長公をしのぶ法要「信長公忌」がおこなわれています。コロナ禍のため、今年は一般参拝は受け付けられず、お寺の僧侶のみで厳修されるようです。また、これまで6月ごろに、本能寺婦人会による「本能寺バザー」が開催されてきました。こちらも昨年に引き続き、開催されないのが残念でなりません。境内の大寶殿宝物館で7月4日(日)まで開催中の「本能寺と法華文化」の展示も休止中です。展示が再開されたら、「本能寺跡」とあわせて足を運んでみてはいかがでしょうか?本能寺跡(ほんのうじあと)京都市中京区蛸薬師通油小路東入ル阪急烏丸駅から徒歩10分本能校跡(ほんのうこうあと)京都市中京区油小路通蛸薬師下ル東側阪急烏丸駅から徒歩10分法華宗 大本山 本能寺(ほっけしゅう だいほんざん ほんのうじ)京都市中京区寺町通御池下ル下本能寺前町522地下鉄京都市役所前駅からすぐ日本で最初の学区制小学校「番組小学校」 はこちら
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2021.05.28
京都市営地下鉄の開業40周年と「地下鉄の日」
5月29日は「地下鉄の日」です。昭和56年(1981)5月29日に、京都市営地下鉄烏丸線の北大路駅から京都駅が開業しました。今年、令和3年(2021)は、京都に初めて地下鉄が走った日から40年となる記念すべき年です。昭和63年(1988)6月11日には、京都駅から竹田駅まで延伸。同年8月には、近鉄京都線との相互直通運転が開始されます。平成2年(1990)10月には烏丸線の北大路駅から北山駅が延伸。平成9年(1997)には、北山駅から国際会館駅が延伸し、現在に至ります。さらに、烏丸線の完成後、東西線の醍醐駅から二条駅が開業したのは、平成9年(1997)。二条駅から太秦天神川の延伸は平成20年(2008)と、意外にも最近のことなのですね。烏丸線の開業当時の車両が変更時期を迎え、今年から5年をかけて新型車両に移行するとか。新型車両の外観や内装には、京都の伝統産業の素材や技法が取り入れられるそうですよ。令和4年(2022)のお披露目を目指しているとのことで、乗車できる日が楽しみですね。平成23年(2011)には、京都市バス・地下鉄の応援キャラクターも誕生し、話題に。主なキャラクターの名前は、「太秦萌(うずまさもえ)」「松賀咲(まつがさき)」など。それぞれ京都市営地下鉄の駅名にちなんだ名前で、その駅の界わいに住んでいる設定なのだとか。現在、烏丸御池駅の改札外の「御池ギャラリー」では、40周年を記念した展示も行われています。昭和の時代に発行された1日乗車券やスタンプ、マップなど、貴重な資料も展示されていますよ。また、「地下鉄の日」を記念したグッズ販売会が、昨年に続きショッピングサイトで行われます。販売期間は、令和3年(2021)5月29日(土)10時から、6月13日(日)17時まで。今年は応援キャラクターのオリジナルグッズに加え、40周年記念グッズも登場予定だとか。詳細は「京都市交通局協力会ECサイト」をチェックしてください。地下鉄や市バスに、気がねなく乗ってお出かけできる日が早く戻りますように。京都市交通局協力会ECサイト はこちら※「地下鉄の日」記念グッズ販売会の商品は、5月29日(土)の朝よりサイト上に公開されます。
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