「昇苑くみひも」の組紐職人が教える組紐手組み体験

くみひも手組み体験
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MBS毎日放送「京都知新」(関西ローカル)2019.06.16 #155

組紐職人 八田俊

八田俊Shun Hatta

放送回詳細ページ

八田俊さんは宇治市で70年以上続く「昇苑くみひも」の組紐職人。組紐といえば着物の帯締めをイメージしますが、八田さんは、現代の人々のニーズに応える美しく新しい組紐の在り方について日々考え、商品の企画をしています。美しさと使いやすさを兼ね備えた組紐。千年以上受け継がれてきたその技術に、いま八田さんは新しい糸を組み込もうとしています。

体験場所

昇苑くみひも

昇苑くみひも 宇治本店
〒611-0021宇治市宇治妙楽146-2

1948年に宇治で創業してから70年余りにわたって、組紐を作り続けてきた「昇苑くみひも」。3つ以上の絹糸の束を組んで作り上げる伝統工芸品・組紐ですが、最近ではアクセサリーやストラップなどのかわいらしい商品も多数展開しています。職人が手作業で仕上げる丁寧なアイテムは、鮮やかなのにどこか上品で、持つ人の魅力を引き立たせてくれます。

  • 昇苑くみひも
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体験内容

糸から組紐を組み、出来上がった紐をストラップ・バッグチャーム・ブレスレットの中から選んだ2点のアイテムに仕上げてもらえる体験です。藤色、クジャク色、抹茶色など6色の中から事前に好きな色を選んでおくので、到着してから体験までの流れもスムーズ。時間がない観光の合間にもぴったりです。

  1. 作りたいアイテムをセレクト

    作りたいアイテムをセレクト

    初めに組紐や、体験の概要の説明を受け、ストラップ・バッグチャーム・ブレスレットの中から自分の作りたいものを選びましょう。組紐と聞くと"和"なイメージを持ちますが、洋服にもプラスしやすい可愛らしい雰囲気のアイテム!どれにしようか迷ってしまいます。

  2. 組んでいく

    組んでいく

    今回は数種ある台の中から「角台(かくだい)」と呼ばれる台を使います。一見難しそうに見える組紐を組む作業ですが、特に力や技術は必要なく、糸の束を順番通りに移動させていくだけで紐が組めるんです。順番を覚えるまでは大変ですが、職人さんが明るく丁寧に教えてくれます。

  3. 慣れてきた頃に注意...

    慣れてきた頃に注意...

    木玉のぶつかる心地の良い音にも癒されながらリズムよく紐を組んでいると、段々と組む順番がごちゃごちゃになってきて、紐の目が乱れてしまうことも!間違えた時は一つずつ前の段階に戻って、クリアな状態にしてから再開しましょう。糸は上に上に組まれていくので、間違いにも早い段階で気付けます。

  4. 紐がいっぱいになったら

    紐がいっぱいになったら

    紐がいっぱいになってもう組めない!となったら、組めた紐を上にあげ、スペースを空けてから再度組みはじめます。木玉に巻かれた糸も、少しほどいてあげましょう。絹糸なので、手触りも気持ちよく、組んでいる間もうっとりしてしまいます。

  5. 仕上げ...そして完成!

    仕上げ...そして完成!

    紐がある程度組めたら、つぎはアイテムへの加工です。こちらは職人さんがしてくれるので、店内を見ながらしばし休憩。完成したアイテムは、カラフルでかわいくて、思わず歓声が上がりました。何に合わせようかな...とわくわくが止まりません。

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詳細情報

体験名
くみひも手組み体験
値段
2,500円(税込)
所要時間
30~60分
受付人数
1~4名(小学生未満不可)
※11時~、13時30分~、15時30分~の計3回から選択
用意するもの
なし
その他
子ども対応不可

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「昇苑くみひも」職人八田俊さんから一言

  1. 組紐の歴史や完成までの過程を皆さんに知ってほしい、興味を持ってほしいと思い、この体験を始めました。組紐は、同じ作業を繰り返して組んでいきます。余計なことを考える必要がなく、黙々と作業ができるので、終わった後は気分がすっきりしますよ。職人たちとのおしゃべりも楽しみながら、気軽に楽しく伝統文化に触れてください。

八田俊さん
お気に入りの場所は...?

能登掾 稲房安兼(のとのじょう いなふさやすかね)

幼い頃から食べていた茶団子の店「能登掾 稲房安兼」が私のお気に入り。平等院の参道にあり、御室御所にもお菓子を納めていたという老舗です。宇治の抹茶を使って作られる茶団子は、もちもちの食感で、まろやかな風味がくせになります。手土産などにもぴったりです。

能登掾 稲房安兼0774-21-2074
〒611-0021宇治市宇治蓮華11

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