組紐職人・八田 俊 #155 2019年06月16日(日)放送

今回の主人公・八田俊さんは宇治市で70年以上続く「昇苑くみひも」の組紐職人。組紐といえば着物の帯締めをイメージしますが、八田さんは、現代の人々のニーズに応える美しく新しい組紐の在り方について日々考えています。組紐の技術は大陸から伝わったといわれ、糸の色や数、組み方によって仕上がりの文様は300種類以上あると言われています。また、組紐はその断面の形状から「平紐」「丸紐」「角紐」に大きく分けられます。八田さんは28歳で入社して以来、組紐作りの修行をスタートしました。そして組紐職人として9年目となった近年、職人の経験を生かして新しい商品の企画・営業を担当しています。京都で260年以上日本画用絵の具を製造・販売する「上羽絵惣」とコラボレーションして祇園祭に向けたアクセサリーを企画・販売したり、「昇苑」のお店のオリジナルグッズの開発にも力を入れています。美しさと使いやすさを兼ね備えた組紐は、様々に工夫され使われてきました。千年以上受け継がれてきたその技術に、いま八田さんは新しい糸を組み込もうとしています。

【INFORMATION】
〒611-0021
京都府宇治市宇治妙楽146
昇苑くみひも 宇治本店
0774-66-3535
営業時間10:00-17:00
定休日なし 駐車場有
https://www.showen.co.jp/

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