「あかりデザイン工房」の和紙あかり職人が教える和紙照明づくり体験

和紙照明づくり体験
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和紙照明づくり体験

MBS毎日放送「京都知新」(関西ローカル)2018.10.07 #1221

あかりデザイン工房

田畑教次Kyoji Tabata

放送回詳細ページ

和紙を使った照明器具を作る、あかりデザイン工房の田畑教次さん。田畑さんが提案するのは「使うための和紙照明」。金彩職人として伝統工芸に携わっていた経験を活かし、和紙・着物を使った、新しくも懐かしいイメージを与える照明。田畑さんの制作の様子や、作品を紹介します。

体験場所

あかりデザイン工房

あかりデザイン工房
〒602-8365 京都市上京区下之町422番地 

和紙を使った照明の展示・販売を行う「あかりデザイン工房」。京都や九州など、各地の和紙職人に特別にオーダーした手漉き和紙に、色のある和紙を挟んだり切ったり、アレンジを加えて美しく幻想的に魅せます。光を入れると内からぼんやりとやさしい光が灯り、和紙の美しさや魅力を感じるオリジナルのランプシェードに。

  • あかりデザイン工房
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体験内容

2枚の和紙をのりで貼り合わせ、その間に好きな形に切った和紙を入れたり、ベースの和紙を切り抜いたりして、和紙照明を作る体験。和紙のベースはほぼ無地なので、デザインは自由自在。季節を表現したり、自分の好きなモチーフを入れるなど、自分だけの特別なあかりを作りましょう。

  1. 工房へ

    工房へ

    「あかりデザイン工房」は、北野天満宮から徒歩15分ほどの京町家に工房を構えています。大きく看板は出ていないので、見逃さないように注意が必要です。

  2. 和紙照明のつくり方を知る

    和紙照明のつくり方を知る

    まずは職人・田畑さんに和紙照明の作り方を教わりましょう。今回体験するのは約2時間のライトコース。絵柄を挟んだ2枚の和紙を張り合わせてくるっと巻き、ランプシェードにしたものを田畑さん手作りの木の土台に接合して作り上げます。

  3. 絵柄をつくり、仮置きする

    絵柄をつくり、仮置きする

    用意されている大小色とりどりの和紙を切ったりちぎったり、自分の好きな形にデザインしていきます。また、柄を作りながらベースの紙2枚のうち1枚に仮置きをしてみましょう。色合いはもちろん、レイアウトが重要!最終的に平面を立体的に巻いて着物のように端を重ねる、ということを想定しながら、デザインすると仕上がりがぐっと良くなるんです。ベースの和紙は色柄のないシンプルなものなので、各々の個性が光りますね。

  4. のりを付ける

    のりを付ける

    仮置きをした和紙は一旦置いておいて、もう1枚の和紙に水のりをたっぷり塗布します。はけを使って、1周2周...和紙が透けてべたべたになるくらいが丁度良いとのこと。端の方までムラなくしっかりと伸ばしましょう。

  5. 柄を置く

    柄を置く

    水のりをまんべんなく伸ばした和紙に、最初に切った柄をのせていきます。のりが乾くまでは動かせるので、位置なども確認しながら置きましょう。はじめに考えた全体のバランスなども、再度確認しながら並べていきます。

  6. 残りの和紙に水のりを塗布し、重ねる

    残りの和紙に水のりを塗布し、重ねる

    もう一枚の和紙にも、同じようにしっかりと水のりを塗っていきます。そして、柄をのせた和紙とぴったり貼り合わせていきましょう。これは一人ではできない作業なので、職人さん、または一緒に体験を楽しんでいる友人に協力してもらって、丁寧に端からズレないように貼り合わせてていきます。

  7. アイロンで乾燥させる

    アイロンで乾燥させる

    2枚を1枚に張り合わせたら、アイロンで水のりを乾かしていきます。色々な方向から、あまり圧力をかけすぎないように、しっかりと接着させましょう。アイロンを持つ手を止めてしまったら焦げ付いてしまうことも。濡れふきんでアイロンについた汚れを取りつつ、止まらずに進めましょう。大体乾燥してきたら、仕上げは田畑さんにバトンタッチ。紙をリズミカルに巻きながら、勢いよく乾かし切ります。 

  8. 完成

    完成

    和紙が乾燥し、電球の付いた木の土台に接合してもらったら...手漉き和紙の風合いが素敵なオリジナル照明の完成!和の雰囲気ながら、洋室のインテリアにもしっくりとなじみそうな、素敵なデザインに仕上がりました。

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詳細情報

体験名
和紙あかり手作り体験(ライトコース)
値段
3,500円(税込み)
所要時間
120分
受付人数
2~8名
用意するもの
作品を持ち帰る袋

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「あかりデザイン工房」和紙あかり職人・田畑教次さんより一言

  1. オリジナルの、自分だけのあかりを作るこの体験。作る過程を楽しんでいただくのももちろんですが、作ったあかりをしまい込むのではなく、家でつけて楽しんで欲しいですね。和紙自体にも、普段はなかなか触れることがないかもしれませんが、和紙を通すあかりは蛍光灯などとも一味違って、癒しをもたらしてくれますよ。

田畑 教次さん
お気に入りの場所は...?

長五郎餅本舗
(ちょうごろうもちほんぽ)

北野天満宮の近くの茶屋「長五郎餅」がおすすめです。名物の長五郎餅は、なんと天正15年(1587)年に豊臣秀吉が開いた北野大茶会でふるまわれたという歴史があり、薄めのもちもちとした皮に甘さ控えめな餡が入って、なんとも上品な味わい。店内では抹茶や煎茶とともにいただけます(抹茶セット570円、煎茶セット400円)。

長五郎餅本舗
京都市上京区一条七本松西 

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