リモートで教わる京都の伝統工芸お家でもできる!?ミニ提灯作りに挑戦︕

お家でもできる!?ミニ提灯作りに挑戦︕
お家でもできる!?ミニ提灯作りに挑戦︕
お家でもできる!?ミニ提灯作りに挑戦︕
お家でもできる!?ミニ提灯作りに挑戦︕
お家でもできる!?ミニ提灯作りに挑戦︕

MBS毎日放送「京都知新」(関西ローカル)2016.07.24 OA #15

京提灯専門店「小嶋商店」

小嶋 俊Syun Kojima

小嶋 諒Ryo Kojima

放送回詳細ページ

江戸寛政年間から続く京提灯専門店「小嶋商店」を支える小嶋俊、小嶋諒兄弟。小嶋商店の京提灯の特徴は、竹ひごを輪にした何本もの骨を麻糸でがっちりと結んで固定させた上に、和紙を貼るという京都独自の地張り製法です。彼らは伝統的な提灯だけでなく、建築インテリアとしての現代的な提灯製作にも挑戦し、丈夫で長持ちな「地張り提灯」のある風景を未来に残そうと活動しています。

京の伝統を世界へつなぐ新しい試み

今回の新型コロナウィルス(COVID-19)が奪ったもの。それは尊い生命や経済だけではありません。誰もが気軽に京の伝統文化に触れられる機会も、そのひとつ。たとえば、小嶋商店のちび丸提灯作り体験。国内外の観光客や修学旅行生からも人気だったその体験メニューもまた、申し込みのすべてをキャンセルせざるを得なくなっていました。創業以来大切に受け継いできた歴史、文化をひとりでも多くの人に伝えたい。おうち時間を少しでも豊かなものにしてほしい。そんな切なる思いが形になったのが、今回のオンライン体験プラン。日本はもちろん、世界中の人々の暮らしに小さな明かりを灯すため、今、京都から新しい挑戦がはじまります。

工房と同じ環境を再現するために、オリジナルキットを開発

世界中のどこにいても、満足のいく提灯作りを体験してもらう。そのために不可欠だったのが、工房と同じ作業環境を整えることでした。その鍵となるのは、提灯作りに欠かせない木型。これまでは工房が有する木型を利用していましたが、貴重なそれらを毎回自宅へ届け、返却を要するのは工房、利用者の双方にとって大きな負担に。そこで、新たにオリジナルキットの開発に乗り出すことにしました。

組み立てれば、そこが提灯工房に

(プレイフルワークス・島津 聖代表)

軽くて無駄のないデザイン、返送の必要のない使い切りの型......。そんな理想を追い求めるなかで出会ったのが、プレイフルワークス・島津 聖代表です。島津代表は工房からのさまざまなリクエストに応じた型をすぐに図面化し、そこから耐久性、耐水性などを考慮した試作を重ねました。そうして出来上がったのが、無駄を徹底的に省き、誰でも簡単に組み立てられる特製段ボールキット。箱を開け、説明書の手順通りに組み立てれば、自宅はもう立派な提灯工房に。

体験内容

江戸時代から京都のまちに明かりをともしてきた小嶋商店の提灯。その伝統的な技法と材料を使ってかわいいサイズの提灯を作れる人気のレッスンが、オンライン版として登場です。丈夫であたたかみがあって、さらにLEDライトも付く「ちび丸」作り、ぜひおうちで体験してみませんか?
今回ご用意しているコースは3つ。1つめは、提灯作りキットについているQRコードを読み込んで、"作り方動画"を見ながらご自身の好きな時間に体験できるもの。2つめは、直接職人からオンラインで作り方のレクチャーを受けたり、工房紹介を体験できるもの。3つめは、大人数でのオンラインレッスンです。学校やイベント等の団体様や大人数の方向けにも対応しておりますのでご相談ください。

  1. 手作りキットがおうちに到着

    お申し込みいただいた方へ手作りキットをおうちにお届け。自分で用意するのはドライヤーや霧吹き、ハサミなど身の回りで簡単に手に入るものだけなので、気軽に挑戦できます。

  2. ▲動画はこちらでも見られます

    動画を見ながら作るコース

    キットの中に入っているQRコードを読み込んで、小嶋商店が丁寧に教えるミニ提灯の作り方動画を見ながら好きな時にチャレンジ!

  3. オンラインレッスンのコース

    オンラインレッスン付きのコースをお申し込みの方は、レッスンの時間になったら指定のURLへアクセスして参加開始です。スマートフォンやタブレットなどからでもアクセスできるので、おうちにパソコンがなくても安心です。

  4. 歴史のレクチャーとお手本

    教えてくれるのは小嶋俊さん、小嶋諒さんをはじめとした、小嶋商店のフレンドリーな職人さんたち。まずは「京・地張り提灯」の歴史や特徴をわかりやすく解説してくれます。

  5. 土台を組み立て

    説明書を見ながら段ボールで土台を組み立てるところからスタート。この段ボールは、職人さんたちが本当に使う木型をもとに精巧に作られており、工房と同じ作業環境を作れる優れものです。

  6. 和紙を貼る

    職人さんのお手本を参考に、まずは1面分の骨組みに糊を乗せ、和紙を2枚ずつ、霧吹きで湿らせて貼っていきます。下の段まで貼れたら残りの3面も順番に貼ります。

  7. 乾燥させて整える

    4面分に和紙が貼れたら、ドライヤーで乾燥作業。和紙や糊がしっかり乾いたら、上下にはみ出ている和紙をハサミで切り揃え、縁に糊を付けて内側へ丸め込みます。いよいよ提灯らしい姿に!

  8. ライトアップ

    ミニ提灯の形ができたら、ついにクライマックス!本物のロウソクの火のように揺れるLEDライトの上に提灯を被せます。参加者みんなでおうちの照明を消せば、画面上にとっても幻想的な光景が!

夏休みの宿題にぴったり。子どもたちにも素敵な京都体験を。

段ボールを組み立てる、和紙を糊で貼り付ける、指でちぎって形を整える......。職人さんのもとで行うミニ提灯作りは意外と簡単!子どもたちのはじめての京都体験、夏休みの宿題にもおすすめです。

気軽で、楽しいオンラインレッスン。

はじめての「ちび丸」作り、画面越しで上手にできるかな?という心配はなし。職人さんのレクチャーは丁寧で、わからないところは手元を大きく映せばすぐにアドバイスをもらえます。また、質問や参加者同士のコミュニケーションも活発で、とても楽しいひとときを過ごせました

詳細情報

体験名
お家でできるミニ提灯づくり体験
値段
A... 提灯づくりキット1セット購入¥4,400(税込み)+ 送料(¥800)
作り方が見られる小嶋商店・作りかた動画のQRコード付き
B...職人による生のオンラインレッスンはキット込み、工房紹介などもありで¥5,500(税込み)+ 送料(¥800 )
※基本5人以上からの受付といたします。 
C...その他団体、学校やイベントでの使用や大人数向けのオンラインレッスンにも対応いたします。
直接工房へお問い合わせください。
所要時間
40分~60分
用意するもの
霧吹き(or器に水を入れたもの)、ハサミ、ドライヤー、濡れティッシュやタオルなど手をふくもの
※霧吹きをした際に下が濡れてもいいように 防水のシートやごみ袋などを敷くと安心です。
発売日
2020年8月1日〜

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