BLOGイベント2022.02.28

法住寺で開催中の「つり雛展」  

33日は「上巳の節句(桃の節句)」。

女の子のすこやかな成長を願う日ですね。

法住寺では、恒例の「~母から娘、祖母から孫へ~ まごころ伝える つり雛展」が開催中。

期間中、静岡の伊豆に住むご住職のおばあちゃん手づくりの縁起物「つり雛」が展示されます。

色とりどりの「つり雛」が飾られた書院三間は、まさに春が来たように華やか!

「つり雛展」の入場者には、特別参拝記念の証「桃栗三年柿八年」が1000円で授与されます。

期間は33日(木)まで、数量限定なので、気になる人は早めにどうぞ!

マスクを着用のうえ、本堂参拝口から堂内に入り、寺務所で受付けをしてください。

法住寺_リサイズ2.jpg三十三間堂の東側に建つ「法住寺」。

平安時代、後白河法皇のお住まいであった法住寺殿跡に建っています。

当時は広大な敷地が広がり、三十三間堂は殿内の仏堂のひとつだったそうです。

御本尊は「身代り不動明王像」で、「身代りさん」と親しみを込めてよばれています。

寿永2年(1184)の法住寺合戦で、木曽義仲(源義仲)が法住寺殿を襲撃。

その際、天台座主・明雲大僧正が後白河法皇を守って敵に討たれたのだとか。

現在も「身代りさん」が、さまざまな災厄から守ってくださると信仰されています。

今の季節は龍宮門前の紅梅も見ごろを迎え、こちらもグッと華やかに。

男雛と女雛のように寄り添う紅梅と松も、桃の節句を祝福しているように見えますね。

雛人形も、もともとは女の子の厄を払い、身代わりとなって守ってくれるとされていました。

「身代りさん」が見守るお寺で、おばあちゃんのまごころが込められた「つり雛」を愛でませんか?


法住寺(ほうじゅうじ)
京都市東山区三十三間堂廻り655
市バス停博物館三十三間堂前下車、南へ徒歩3


~母から娘、祖母から孫へ~ まごころ伝える つり雛展

会期:228日(月)~33日(木)の916

志納金:600円(堂内参拝料500円込み)


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