3月3日は「上巳の節句(桃の節句)」。
女の子のすこやかな成長を願う日ですね。
法住寺では、恒例の「~母から娘、祖母から孫へ~ まごころ伝える つり雛展」が開催中。
期間中、静岡の伊豆に住むご住職のおばあちゃん手づくりの縁起物「つり雛」が展示されます。
色とりどりの「つり雛」が飾られた書院三間は、まさに春が来たように華やか!
「つり雛展」の入場者には、特別参拝記念の証「桃栗三年柿八年」が1000円で授与されます。
期間は3月3日(木)まで、数量限定なので、気になる人は早めにどうぞ!
マスクを着用のうえ、本堂参拝口から堂内に入り、寺務所で受付けをしてください。
三十三間堂の東側に建つ「法住寺」。
平安時代、後白河法皇のお住まいであった法住寺殿跡に建っています。
当時は広大な敷地が広がり、三十三間堂は殿内の仏堂のひとつだったそうです。
御本尊は「身代り不動明王像」で、「身代りさん」と親しみを込めてよばれています。
寿永2年(1184)の法住寺合戦で、木曽義仲(源義仲)が法住寺殿を襲撃。
その際、天台座主・明雲大僧正が後白河法皇を守って敵に討たれたのだとか。
現在も「身代りさん」が、さまざまな災厄から守ってくださると信仰されています。
今の季節は龍宮門前の紅梅も見ごろを迎え、こちらもグッと華やかに。
男雛と女雛のように寄り添う紅梅と松も、桃の節句を祝福しているように見えますね。
雛人形も、もともとは女の子の厄を払い、身代わりとなって守ってくれるとされていました。
「身代りさん」が見守るお寺で、おばあちゃんのまごころが込められた「つり雛」を愛でませんか?
法住寺(ほうじゅうじ)
京都市東山区三十三間堂廻り655
市バス停博物館三十三間堂前下車、南へ徒歩3分
~母から娘、祖母から孫へ~ まごころ伝える つり雛展
会期:2月28日(月)~3月3日(木)の9~16時
志納金:600円(堂内参拝料500円込み)
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