女の子のすこやかな成長と災難除けを願う桃の節句。
お雛様が飾られているのを見ると、気分も華やぎますよね。
京都で作られる京人形のお雛様は、「京雛(きょうびな)」とよばれています。
実は、ほかの地域とは男雛と女雛の立ち位置が逆になっているのにお気づきでしょうか?
京雛は、向かって右(左側)に男雛、向かって左(右側)に女雛を並べるのが主流。
これは太陽が昇る東が上座とされた、日本古来の風習に由来するものだといわれています。
よく見るとお雛様のお顔立ちにも特徴があり、京雛は切れ長の目に細面の京美人風とか!?
ホテルのロビーなどにお雛様が飾られていることもあるので、機会があればそっとご覧あれ。
また、旧暦を大切にする京都では、4月までお雛様を出している家庭も珍しくありません。
古今東西、しきたりや習わしが異なるお雛様ですが、子どもの成長を願う親心は同じですね。
京のひな祭り①桃の節句に欠かせない「ひちぎり」は こちら