BLOGまち歩き2021.06.19

三宅八幡宮の半夏生と名物「鳩もち」

緑色の葉の半分が真っ白に色づく、ドクダミ科の植物「半夏生(はんげしょう)」。

夏至から数えて11日目の「半夏生」に見ごろを迎えることから、同じ名前がつけられたとか。

また、半分お化粧したように見えることが「半夏生」の名前の由来ともいわれています。

2021年は、621日(月)が夏至にあたるため、7月2日(金)が「半夏生」に。

今年は例年より早く、夏至を待たずに半夏生が各地で白く色づきはじめているようです。

京都の半夏生の名所といえば、建仁寺塔頭の両足院をはじめ、天龍寺、大覚寺、等持院など。

そのなかで、三宅八幡宮(みやけはちまんぐう)は半夏生の穴場といえるかもしれません。

まさに今、境内の半夏生が白く染まり、参拝者の目を楽しませてくれています。

半夏生_リサイズ2.jpg

三宅八幡宮といえば、鳩が八幡神のお使いであることから「狛鳩」が鎮座している神社。

境内の茶店では、三宅八幡宮の名物「鳩もち」をいただくことができます。

休業中だった「三宅八幡茶屋」が、この春「茶店 ポッポ」としてリニューアルオープン。

半夏生や緑に囲まれた風通しのよい店内で、「鳩もち」を再び味わえるようになりました。

「鳩もち」は修学院の京菓子司「本家 双鳩堂」の創業菓子で、ニッキ・抹茶・白の3種類。

店内で薬草茶とのセットを楽しめるほか、1個から持ち帰りもできます。

コーヒーや紅茶、カナッペやホット玉子サンドなどの軽食もあるので、参拝帰りにどうぞ!

半夏生_リサイズ3.jpg

「茶店 ポッポ」は三宅八幡宮の一の鳥居前の参道にあり、金・土・日・月曜のみ営業。

お天気のよい日は、一の鳥居を望むテラス席も気持ちよさそうですね。

見ごろを迎えた半夏生と、にこやかな姉妹が出迎えてくれますよ。


茶店 ポッポ(ちゃみせ ぽっぽ)
京都市左京区上高野三宅町22(三宅八幡宮内)
叡山電車三宅八幡駅から徒歩6

茶店 ポッポのInstagram


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