牛や鳩、狐などは昔から神様の使いとされている動物です。
今回は、鳩を大切にしている神社をご紹介します。
叡電八幡前駅、上高野の地にある「三宅八幡宮」。
飛鳥時代に小野妹子が創建した神社が起源と伝わり、子どもの守り神としても信仰されています。
平安時代、宇佐八幡宮から石清水八幡宮へ八幡大神を勧請した際、道案内をしたとされる白鳩。
そのことから、八幡宮では鳩は神の使いとして大切にされてきたといわれています。
三宅八幡宮では、子どものお宮参りの際に「神鳩(しんばと)」を授与。
つがいの鳩の土製の人形で、子どもが無事に成長するとお礼に返しに来る風習があるとか。
神鳩の頭が赤く胴体が青いのは厄除けの意味があり、子育てのお守りにもなっています。
鳥居の脇に鎮座しているのは、狛犬ではなく「狛鳩」。
境内の石燈篭や提灯をはじめ、授与品の絵馬やお守りなどにも神鳩があしらわれています。
本物の鳩も自由に境内を出入りし、鳩に囲まれたひとときを過ごすことができそうですよ。
神鳩など、授与品の一部は三宅八幡宮の公式ウェブサイトから求めることもできます。
三宅八幡宮(みやけはちまんぐう)
京都市左京区上高野三宅町22
叡山電車八幡前駅から徒歩2分、または叡山電車三宅八幡駅から徒歩6分
https://www.miyake-hachiman.com/
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鳥と神社② 黄色いアヒルが出現中の粟田神社 はこちら