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2020.04.11
ウェブ上でお花見⑦ 教会とイースター(復活祭)
ついに、京都が「緊急事態宣言」の対象地域に追加するよう要請したとのニュース。おうちごもりが続きますが、気持ちだけでも明るく前向きに過ごしたいものです。今回は、イースター(復活祭)を迎えるキリスト教会でお花見気分を味わいましょう。桜は寺社仏閣だけでなく、教会や洋館といった異国情緒あふれる建築物とも相性抜群です。イースターは、春分の日を過ぎて最初の満月の次の主日(日曜日)に祝うのが基本。2020年は4月12日(日)がイースターにあたります。キリスト教会では、クリスマスよりもイエス様が復活したイースターを大切にしているとか。イースター礼拝では聖書朗読や牧師先生の説教も復活を讃えるものになり、喜びで満ちあふれます。堀川中立売の「西陣教会」でも、イースターを祝福するように桜が寄り添っていました。また、こちらは御幸町二条にたたずむ「京都御幸町教会」。明治末から昭和初期に活躍したW.M.ヴォーリズによる、初期の教会堂作品としても知られています。今年は新型コロナウイルス拡散防止のため、イースターが中止や延期になる教会も多いですね。岡崎の「京都聖マリア教会」では、牧師先生が動画サイトで礼拝をアップする試みも行われます。一日も早く穏やかな日常を取り戻せるよう、今はおうちでそれぞれが祈りを捧げましょう。イースターに先がけて満開を迎えた桜に、心が救われた人も多いのではないでしょうか。ウェブ上でお花見① 平野神社の桜の季節を合図する「魁(さきがけ)」はこちらウェブ上でお花見② 近衛家ゆかりの「本満寺」はこちらウェブ上でお花見③ 京都御苑「近衛邸跡」はこちらウェブ上でお花見④ 紫野の桜の名所「上品蓮台寺」はこちらウェブ上でお花見⑤ 京都御苑の7不思議のひとつ「桜松」とは? はこちらウェブ上でお花見⑥ 半年間咲き続けている桜が満開を迎えた「妙蓮寺」 はこちら
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2020.04.08
ウェブ上でお花見⑥ 半年間咲き続けている桜が満開を迎えた「妙蓮寺」
この春、「きょうのちしん」でご紹介している京都の桜。おうちにこもっていても、ウェブ上ならいつでも好きなときにお花見めぐりを楽しめますね。今回ご紹介する桜の名所は、堀川通寺之内の「妙蓮寺」。永仁2年(1294)、日蓮の遺命により日像が創建したと伝わる本門法華宗の大本山です。幾度の移転を経て、天正15年(1587)に現在地へ落ち着いたといわれています。本堂前の「御会式(おえしき)櫻」は、なんと10月から開花し続けている珍しい桜です。御会式櫻が咲き出すのは、日蓮上人が入滅したとされる10月13日ごろ。満開を迎えるのがお釈迦様の誕生日の4月8日ごろと、半年にもわたって咲き続けます。(写真は2020年3月下旬に撮影したものです)地面に散った御会式櫻の花びらを持ち帰ると、恋が叶うといわれているそうですよ。(地面に散った花びらのみ、咲いている花を持ち帰るのは厳禁です)早くも半年後にはまた開花を始める御会式櫻。来年の満開のころには、心おきなく桜見物を楽しめるようになっていますように。妙蓮寺(みょうれんじ)京都市上京区寺ノ内通堀川西入ル市バス停堀川寺ノ内下車、徒歩3分ウェブ上でお花見① 平野神社の桜の季節を合図する「魁(さきがけ)」はこちらウェブ上でお花見② 近衛家ゆかりの「本満寺」はこちらウェブ上でお花見③ 京都御苑「近衛邸跡」の糸桜 はこちらウェブ上でお花見④ 枝垂れ桜のシャワーが降り注ぐ「上品蓮台寺」はこちらウェブ上でお花見⑤ 京都御苑の7不思議のひとつ「桜松」とは? はこちら
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2020.04.03
ウェブ上でお花見⑤ 京都御苑の7不思議のひとつ「桜松」とは?
京都府・京都市でも「大阪・兵庫や首都圏への不要不急の往来を当面控える」要請が出ました。そんな中でも咲いていた桜を、「きょうのちしん」で少しずつお届けできればと思います。先が見えず、おうちにこもる中で、少しでも気持ちが明るくなりますように......。広い敷地内には宮家や公家ゆかりの桜も多く、隠れた桜の名所である京都御苑。先日の「きょうのちしん」で、近衛邸跡の糸桜(枝垂れ桜)をご紹介しました。苑内の中ほどにある「学習院発祥の地」と伝わる場所でも、珍しい桜が横たわっています。......桜が横たわっている!?なんと、倒れたクロマツの木の枝から花を咲かせるヤマザクラで、その名も「桜松」。発端は昭和30年ごろ、樹齢60年ほどだったクロマツに鳥がヤマザクラの種を落としたことだとか。種はクロマツの幹の中で発芽して生長、幹の空洞を通り、土に根を下ろしたと考えられています。根を下ろすまでの歳月、幹を貫通して枝から花を咲かせるヤマザクラの生命力、すべてが神秘的!平成8年にクロマツが枯れて倒れたあとも、ヤマザクラは自立して花を咲かせ続けているそうです。昭和から平成を生き抜き、そして令和の時代に入って初めて迎えた桜の季節。開花期間は短いながらも、この春もたくましく美しい姿を見せてくれました。日本をはじめ世界が大変なときですが、桜松の生命力にパワーをもらえた気がします。クロマツが元気なころは高くそびえる松の幹から桜の花を咲かせ、これまた珍しい光景だったそう。生命力のみなぎる桜松は、「京都御苑の7不思議」のひとつに数えられているそうですよ。京都御苑(学習院発祥の地)京都市上京区京都御苑3市バス停府立医大病院前下車、徒歩3分ウェブ上でお花見① 平野神社の桜の季節を合図する「魁(さきがけ)」はこちらウェブ上でお花見② 近衛家ゆかりの「本満寺」はこちらウェブ上でお花見③ 京都御苑「近衛邸跡」はこちらウェブ上でお花見④ 枝垂れ桜のシャワーが降り注ぐ「上品蓮台寺」はこちら
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2020.04.01
ウェブ上でお花見④ 枝垂れ桜のシャワーが降り注ぐ「上品蓮台寺」
日本も世界も、日ごとに深刻な事態を迎えています。おうちで過ごすなか、「きょうのちしん」で少しだけお花見気分を味わっていただければ幸いです。リアルタイムの開花情報ではなく、京都の桜の名所をゆるりとご紹介しています。空から降り注ぐように咲き誇る枝垂れ桜は、満開時には迫力も感じられるほど。京都には一重咲きの枝垂れ桜の名所もたくさんあります。千本北大路にたたずむ「上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)」も、そのひとつ。3月下旬に千本通に面した山門をくぐると、見事な枝垂れ桜が出迎えてくれました。通りからも目に飛び込んでくる立派な枝ぶりは、静寂な境内でひときわ華やかな存在感!ほぼ独り占め状態の枝垂れ桜の下をくぐりながら、ときが経つのを忘れて見入ってしまいます。聖徳太子が開基、当時は「香隆寺(こうりゅうじ)」と称していたと伝わる、真言宗智山派の寺院。その後、宇多法皇の勅願により天徳4年(960)に寛空僧正が再建、寺号を上品蓮台寺に改めました。応仁の乱(1467~1477)で伽藍が焼失するも、文禄年間(1592~1596)に性盛上人が再建。この再建で、蓮台野一帯に12もの支院が建立されたことから「十二坊」とも称されたとか。12の支院のうち、現存するのはごくわずかですが、町名の「紫野十二坊町」が名残を伝えています。枝垂れ桜のあとは、ソメイヨシノや八重紅枝垂れ桜が境内を染め上げる「上品蓮台寺」。観光寺院ではないため参拝者も少なく、静寂な境内が桜の美しさをさらに引き立てています。来年の春には、満開の桜の下を思い思いに歩くことができますように。上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)京都市北区千本通北大路下ル紫野十二坊町33-1市バス停千本北大路下車、徒歩3分ウェブ上でお花見① 平野神社の桜の季節を合図する「魁(さきがけ)」はこちらウェブ上でお花見② 近衛家ゆかりの「本満寺」はこちらウェブ上でお花見③ 京都御苑「近衛邸跡」の糸桜 はこちら
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2020.03.28
ウェブ上でお花見③ 京都御苑「近衛邸跡」の糸桜
子どもから大人まで、市民の憩いの場として親しまれている「京都御苑」。広大な御苑内には桜の木も多く植えられ、次々に蕾がほころんでいます。たとえば、今出川御門から入って西へ進んだ場所にある近衛邸跡。こちらで真っ先に見ごろを迎えていたのが「糸桜」です。細い糸が流れているように見えることから名づけられた枝垂れ桜の一種。この「近衛の糸桜」にちなみ、御苑内には多くの糸桜が植えられています。近衛家といえば、五摂家の筆頭で、江戸時代末までに摂政や関白を多く輩出した名家。こちらの庭園の池の西側に邸宅を構え、池のほとりは糸桜の名所として知られてきたとか。また、中立売御門近くではサトザクラの一種「御車還桜(みくるまがえしざくら)」もスタンバイ。かつて、後水尾天皇がその美しさに御車を引き返して鑑賞されたことから命名された桜だそう。京都御苑ではヤマザクラがもっとも多く見られますが、貴重な品種に出会える楽しみも。お出かけがままならない状況ですが、ウェブ上なら好きなときにお花見を楽しめますよ。京都御苑(近衛邸跡)/きょうとぎょえん(このえていあと)京都市上京区京都御苑3地下鉄今出川駅から徒歩すぐウェブ上でお花見① 平野神社の桜の季節を合図する「魁(さきがけ)」はこちらウェブ上でお花見② 近衛家ゆかりの本満寺 はこちら
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2020.03.26
ウェブ上でお花見② 近衛家ゆかりの「本満寺」
京都のまちのあちこちが、濃淡の桜色に染まっています。お出かけがままならないこの春は、ウェブ上でお花見を楽しみましょう。京阪出町柳駅から北西に歩いて10分ほどの場所にある、近衛家ゆかりの「本満寺」をご紹介します。応永17年(1410)に関白・近衛道嗣の子、日秀上人(にっしゅうじょうにん)が今出川新町に創建。その後、天文8年(1539)に現在地へ移転した日蓮宗京都八本山のひとつです。西門から入ると北側に出現する、樹齢90年を超える枝垂れ桜が満開でした!円山公園のシンボルである「祇園枝垂桜」の姉妹樹といわれ、枝ぶりも圧巻です。こちらの枝垂れ桜の見ごろが過ぎると、紅枝垂れ桜や八重桜へバトンタッチ。境内には近衛家の家紋である牡丹(ぼたん)も植樹され、八重桜のあともお楽しみが続きます。タイミングが合えば、八重桜と牡丹の競演が繰り広げられるかもしれませんね。正式名称は「広宣流布山 本願満足寺(こうせんるふざん ほんがんまんぞくじ)」。江戸時代には徳川家の祈願所でもあったといわれる、由緒あるお寺です。観光寺院ではないため普段は静寂に包まれていますが、桜の時期は例外。枝垂れ桜を愛でようと、早朝から多くの人が詰めかけるそうです。観光情報誌に載っていないお寺のお花見も、「きょうのちしん」で楽しんでいただければ幸いです。本満寺(ほんまんじ)京都市上京区寺町通今出川上ル鶴山町16-1京阪出町柳駅から徒歩10分ウェブ上でお花見① 平野神社の桜の季節を合図する「魁(さきがけ)」 はこちら
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2020.03.24
ウェブ上でお花見① 平野神社の桜の季節を合図する「魁(さきがけ)」
先日より京都の早咲きの桜情報をお届けしてきた「きょうのちしん」。いよいよ、本格的な桜のシーズンの到来です!お出かけがままならない今年は、ウェブ上でお花見を楽しんでみませんか?まずは、平安遷都の年(794)に平城宮より現在地に遷座したと伝わる「平野神社」。神門手前では、早咲きの枝垂れ桜「魁(さきがけ)」が出迎えてくれます。「魁」の開花を皮切りに次々と蕾がほころび出すといわれる、まさに先がけとなる品種。同様に、カンヒザクラとアマギヨシノの交配品種である「陽光(ようこう)」なども見ごろです。境内や桜苑には約60種類400本もの桜の木が植えられ、珍しい品種も開花のときを待っています。たとえば、なでしこの花びらを思わせる切り込みが特徴的な「平野撫子(ひらのなでしこ)」。平野神社が発祥といわれ、平野神社近くの衣笠山にちなんで命名された「衣笠(きぬがさ)」。大輪の花を咲かせ、満開になると蝶々が舞っているように見える「胡蝶(こちょう)」。ソメイヨシノよりあとに開花する、淡い黄色がユニークな「鬱金(うこん)」など。早咲きから遅咲きまで、約1ヶ月にわたって見ごろが続くのも「桜の社」とよばれる所以です。江戸時代に庶民にも夜桜見物が開放されたことから、「平野の夜桜」としても親しまれる平野神社。来年は青空に映える桜もライトアップに照らされる夜桜も、心おきなく楽しむことができますように。平野神社(ひらのじんじゃ)京都市北区平野宮本町1市バス停衣笠校前下車、徒歩2分
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2020.03.17
京都の早咲きの桜⑥レトロな校舎に桜並木が広がる「旧成徳中学校」
このところ、早起きして桜を愛でる風流な習慣がついている私です。この日は四条烏丸からゆっくり歩いて10分ほどの場所にある、早咲きの桜のスポットへ。高辻通の室町を西に入った、連続したアーチ型の窓などが印象的な「旧成徳中学校」です。卒業生を送り出すため、毎年3月に開花するよう品種改良されたという桜「春めき」が満開!巣立ちの季節を迎えた校舎に文字通り花を添えるように、淡いピンクの桜並木が広がっています。約20年前に統合に伴う廃校となり、現在は地域の施設として活用されている旧成徳中学校。今春も変わらず咲く春めき桜は、全国の卒業生や道ゆく人々にエールを送っているようです。桜の木のまわりや玄関前には、チューリップや葉ボタンなどが植えられた花壇も。卒業生や在校生の姿はなくとも、桜の木や手入れの行き届いた花壇が学校の春の光景を伝えています。旧成徳中学校(きゅうせいとくちゅうがっこう)京都市下京区高辻通室町西入ル繁昌町290阪急烏丸駅・地下鉄四条駅から徒歩8分京都の早咲きの桜①多くの伝説が残る「一条戻橋」 はこちら京都の早咲きの桜②出町柳駅前の「長徳寺」はこちら京都の早咲きの桜③賀茂大橋から三条大橋へ はこちら京都の早咲きの桜④穴場の桜スポット「百萬遍知恩寺」 はこちら京都の早咲きの桜⑤徳島藩主ゆかりの桜が咲く「清浄華院」と「豊国神社」 はこちら
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