BLOGまち歩き2020.03.24

ウェブ上でお花見① 平野神社の桜の季節を合図する「魁(さきがけ)」

先日より京都の早咲きの桜情報をお届けしてきた「きょうのちしん」。

いよいよ、本格的な桜のシーズンの到来です!

お出かけがままならない今年は、ウェブ上でお花見を楽しんでみませんか?

まずは、平安遷都の年(794)に平城宮より現在地に遷座したと伝わる「平野神社」。

神門手前では、早咲きの枝垂れ桜「魁(さきがけ)」が出迎えてくれます。

「魁」の開花を皮切りに次々と蕾がほころび出すといわれる、まさに先がけとなる品種。

同様に、カンヒザクラとアマギヨシノの交配品種である「陽光(ようこう)」なども見ごろです。

境内や桜苑には約60種類400本もの桜の木が植えられ、珍しい品種も開花のときを待っています。

たとえば、なでしこの花びらを思わせる切り込みが特徴的な「平野撫子(ひらのなでしこ)」。

平野神社が発祥といわれ、平野神社近くの衣笠山にちなんで命名された「衣笠(きぬがさ)」。

大輪の花を咲かせ、満開になると蝶々が舞っているように見える「胡蝶(こちょう)」。

ソメイヨシノよりあとに開花する、淡い黄色がユニークな「鬱金(うこん)」など。

早咲きから遅咲きまで、約1ヶ月にわたって見ごろが続くのも「桜の社」とよばれる所以です。

平野神社_リサイズ済2.jpg

江戸時代に庶民にも夜桜見物が開放されたことから、「平野の夜桜」としても親しまれる平野神社。

来年は青空に映える桜もライトアップに照らされる夜桜も、心おきなく楽しむことができますように。


平野神社(ひらのじんじゃ)
京都市北区平野宮本町1
市バス停衣笠校前下車、徒歩2

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