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2020.03.14
京都の早咲きの桜⑤徳島藩主ゆかりの桜が咲く「清浄華院」と「豊国神社」
今年は暖冬だったので、京都の早咲きの桜も例年よりさらに早く楽しむことができました。3月の半ばですでに葉桜となっている木もあるようですね。今回ご紹介する早咲きの桜は、寺町通広小路にある「清浄華院」に咲いていました。境内を彩る、淡い紅色の「蜂須賀桜(ハチスカザクラ)」です。江戸時代まで徳島城の御殿にあり、徳島藩主が代々愛でてきたという由緒ある「蜂須賀桜」。現在は、徳島藩や代々藩主を務めた蜂須賀家にゆかりのある社寺でのみ愛でることができます。なぜ、徳島藩主ゆかりの桜が京都の清浄華院にあるの? と思った人も多いのではないでしょうか。徳島藩7代藩主・蜂須賀宗英公のお墓が清浄華院にある縁で、約10年前に植樹されたそうですよ。「豊国神社」にも、蜂須賀家が秀吉公に仕えていた縁で「蜂須賀桜」が植樹されています。徳島藩を治めていた蜂須賀家にちなんで名づけられた「蜂須賀桜」。歴代藩主がお留め石に立ち寄って鑑賞したことから「お留め桜」、転じて「乙女桜」とも。思いがけず、現在の京都で幕末の徳島藩に思いを馳せるひとときとなりました。清浄華院(しょうじょうけいん)京都市上京区寺町広小路上ル北之辺町395市バス停府立医大病院前から徒歩5分豊国神社(とよくにじんじゃ)京都市東山区大和大路正面茶屋町530市バス停博物館三十三間堂から徒歩5分京都の早咲きの桜①多くの伝説が残る「一条戻橋」 はこちら京都の早咲きの桜②出町柳駅前の「長徳寺」はこちら京都の早咲きの桜③賀茂大橋から三条大橋へ はこちら京都の早咲きの桜④穴場の桜スポット「百萬遍知恩寺」 はこちら
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2020.03.12
京都の早咲きの桜④穴場の桜スポット「百萬遍知恩寺」
3月も半ばになり、だんだんと日も長くなってきました。少し早起きをして、徒歩や自転車で桜見物に出かけるのが最近の楽しみのひとつです。この日は、今出川通と東大路通が交差する百万遍までウォーキング。「ひゃくまんべんさん」の愛称で親しまれている「百萬遍知恩寺」で、早咲きの桜に出会いました。境内の鐘楼堂の脇に植えられた「ふじ桜」(豆桜)です。東大路通に面した西門から入ると、参道沿いに「オカメ桜」の姿もキャッチ。早朝の澄んだ空気の中で桜を愛でていると、心が浄化されていく気がします。4月初旬ごろにはソメイヨシノや枝垂れ桜、山桜が境内に咲き誇り、これもまた楽しみです。京都大学のキャンパスがあり、学生のまちとしても知られる「百万遍」。出町柳からも東へ徒歩10分ほどの立地でありながら、百萬遍知恩寺は知る人ぞ知る桜の名所です。百萬遍知恩寺(ひゃくまんべんちおんじ)京都市左京区田中門前町103京阪出町柳駅から徒歩7分、または市バス停百万遍から徒歩2分京都の早咲きの桜①多くの伝説が残る「一条戻橋」 はこちら京都の早咲きの桜②出町柳駅前の「長徳寺」はこちら京都の早咲きの桜③賀茂大橋から三条大橋へ はこちら
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2020.03.10
京都の早咲きの桜③賀茂大橋から三条大橋へ
先日の「きょうのちしん」でご紹介した、早咲きのオカメ桜と寒緋桜を楽しめる長徳寺。長徳寺から川端通を南へ、賀茂大橋西詰を下がった堤防ではイボ桜が開花しています。さらに南へ30分ほど、三条大橋西詰まで歩くと出迎えてくれるのが河津桜。河津桜は、先日の一条戻橋でも咲いていました。同じ品種でも、見る場所はもちろん、角度や時間によって印象が違うのも楽しいですね。河津桜の横に建つ弥次喜多像も、真上に咲く枝垂れ桜の開花を今か今かと待っているようです。枝垂れ桜やソメイヨシノもあと数週間もすれば見ごろとなり、鴨川(賀茂川)沿いが桜並木に。「きょうのちしん」では、しばらく桜だよりが続く予定ですが、お楽しみいただけますと幸いです。京都の早咲きの桜①多くの伝説が残る「一条戻橋」 はこちら京都の早咲きの桜②出町柳駅前の「長徳寺」 はこちら
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2020.03.07
京都の早咲きの桜②出町柳駅前の「長徳寺」
京阪・叡電出町柳駅からすぐ、川端通に面した「長徳寺」のオカメ桜も早咲きの品種。境内は通常非公開ですが、桜の木は山門前に植えられているため自由に眺めることができます。青空にも曇り空にも映える濃いピンク色のオカメ桜は、少し遠目からも際立つ存在感!バス停にも近く、この日も多くの人が立ち止まって桜の美しさに見入っていました。また、山門脇の地蔵堂のガラス戸にもオカメ桜が反射され、独特の情景を映し出しています。カンヒガン桜とマメ桜の交配種である、オカメ桜。イギリス人の桜収集家・イングラムによって1949年に作出された、イギリス生まれの桜だそうです。オカメ桜は塀沿いにも植えられ、こちらは濃い紅色の寒緋桜とのコントラストも見事!今年も変わりなく京都の春を彩る桜が、気分を晴れやかなものにしてくれますように。長徳寺(ちょうとくじ)京都市左京区田中下柳町34-1京阪・叡電出町柳駅から徒歩1分、または市バス停出町柳下車すぐ冬にも花を咲かせる「御池桜」 はこちら京都の早咲きの桜①多くの伝説が残る一条戻橋 はこちら
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2020.03.05
京都の早咲きの桜①多くの伝説が残る「一条戻橋」
今年も早咲きの桜が京都の春の到来を告げています。一条通の堀川に架かる「一条戻橋」は、京都でいち早く楽しめる桜スポットのひとつ。見ごろを迎えた濃いピンクの河津桜が、橋を渡る人々の目を楽しませています。現在の橋は平成7年(1995)に新築されたものですが、歴史は平安京造営時にさかのぼります。当時は堀川より西のエリアが荒廃していたことから、さまざまな逸話が生まれたという伝説の橋。平安中期の武将・渡辺綱が、美女に化けた鬼を退治した場所としても知られています。橋の名前の由来になったのは、延喜18年(918)に行われた平安初期の漢学者・三善清行の葬列。息子の浄蔵が橋の上で父・清行の葬列に遭遇、嘆き悲しんで棺にすがって祈ると清行が一時蘇生!父子が再会した奇跡から、それまでの「土御門橋」から「戻橋」とよばれるようになったとか。満開の桜は、橋の下から見上げるとアーチのよう。現在はひっそりと架かる橋ですが、縁談や婚礼の際には避けて通るべしという言い伝えは健在です。逆に旅などに出るときは、この橋を渡るとよいとされているようですよ。一条戻橋(いちじょうもどりばし)京都市上京区一条通堀川下之町市バス停一条戻橋・晴明神社前からすぐ冬にも花を咲かせる御池桜 はこちら
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2020.02.26
下鴨さんぽ②気軽に賀茂川ピクニック
これからの季節、お天気のよい日は賀茂川でピクニックを楽しみたいですね。とはいえ、旅行中などは自分でバスケットやお弁当を用意するのが難しいもの。そんな人におすすめなのが、北大路橋西詰の自家焙煎コーヒー店「WIFE & HUSBAND」です。店名どおり、すてきな夫婦が営んでいるこちらのお店。コーヒーやお菓子の入った「ピクニックバスケット」を貸し出してくれるサービスが人気です。「ピクニックバスケット」を手にしたら、お店から歩いてすぐの河原へ!コーヒーやお菓子を手に、賀茂川ピクニックとしゃれ込みましょう。レトロな魔法瓶にたっぷり入ったコーヒーは、マグカップに注いで飲むこともできますよ。また、折りたたみテーブルやチェア、ゴザなどを借りることもでき、くつろぎ方は無限大。自然豊かな賀茂川を眺めながら過ごしていると、90分があっという間に過ぎてしまいそうです。もちろん、香り豊かな店内でコーヒーをゆっくり味わうのも至福のひととき。下鴨さんぽの休憩にも、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。WIFE & HUSBAND(ワイフアンドハズバンド)京都市北区小山下内河原町106-6地下鉄北大路駅から徒歩5分https://www.wifeandhusband.jp/下鴨さんぽ①下鴨神社の「光琳の梅」が満開 はこちら
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2020.02.22
下鴨さんぽ①下鴨神社の「光琳の梅」が満開
先日ご紹介した世界遺産「上賀茂神社(賀茂別雷神社)」から、賀茂川に沿って南東へ。4kmほどの場所にあるのが、世界遺産「下鴨神社(賀茂御祖神社)」です。境内の「御手洗川(みたらしがわ)」にかかる、朱色の輪橋(そりはし)。その脇に植えられた「光琳の梅」が、今まさに見ごろを迎えています。「光琳の梅」の名前の由来は、江戸時代の絵師・尾形光琳から。国宝「紅白梅図屏風」が、こちらの輪橋のあたりを描いたといわれているそうです。鳥居越しに、楼門を背にと、どこから見ても絵になり、1本の木なのに圧倒的な華やかさ!この時期ならではの、雪が降ったりメジロが止まったり、思いがけない共演にも心が躍ります。御手洗川で3月3日に行われる伝統行事「京の流しびな」でも「光琳の梅」は名脇役に。当日はお雛様が飾られた橋殿からも、輪橋や鳥居と調和した姿を鑑賞できそうです。桃色に染まる下鴨神社へ、ぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか。下鴨神社(賀茂御祖神社)京都市左京区下鴨泉川町59市バス停下鴨神社前から徒歩すぐ上賀茂さんぽ②梅見の穴場「京都府立植物園へ」は こちら
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2020.02.20
上賀茂さんぽ③上賀茂神社の名水をコーヒーで味わえる「神山湧水珈琲 煎」
京都のお寺や神社の境内に店を構えるカフェが人気を集めています。世界遺産・上賀茂神社の境内に2019年4月にオープンした「神山湧水珈琲 煎」も、そのひとつ。約2600年前の上賀茂神社(賀茂別雷神社)造営以来、初めての常設お休み処だそう!こちらの「珈琲」には、境内を流れる「神山湧水(こうやまゆうすい)」が使われています。神山とは、御祭神の「賀茂別雷大神(かもわけいかづちのみこと)」が降り立ったとされる場所。そこから湧き出る御神水に合うコーヒーを、味の素AGFと共同開発したのが「神山湧水珈琲」です。御神水のおいしさを味わいたいなら、この時期でもアイスの「珈琲」がおすすめ!神聖な空気の中、喉を通る冷たさとすっきりとした味わいが心地よく、心が澄み渡るようです。「珈琲」を受け取ったら、コーヒースタンドの近くにある休憩スペース「憩いの森」へ。造営2600年にちなみ、2600本のヒノキの木材が使われた大きな円形ベンチでひと休みしましょう。ここに座って2600年もの歳月に思いを馳せていると、哲学者気分も味わえるかもしれません。門前菓子の焼き餅が2個ついたセットもあり、この焼き餅がまた「珈琲」と相性バツグン!社務所横のコーヒースタンド「神山湧水珈琲 煎」へ、参拝後にぜひ立ち寄ってみてくださいね。神山湧水珈琲 煎(こうやまゆうすいこーひー せん)京都市北区上賀茂本山339 上賀茂神社(賀茂別雷神社)境内市バス停上賀茂神社前からすぐ上賀茂さんぽ①すべて100円で買える「手づくりおやつ machi kichi」はこちら上賀茂さんぽ②梅見の穴場「京都府立植物園へ」はこちら
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