先日ご紹介した世界遺産「上賀茂神社(賀茂別雷神社)」から、賀茂川に沿って南東へ。
4kmほどの場所にあるのが、世界遺産「下鴨神社(賀茂御祖神社)」です。
境内の「御手洗川(みたらしがわ)」にかかる、朱色の輪橋(そりはし)。
その脇に植えられた「光琳の梅」が、今まさに見ごろを迎えています。
「光琳の梅」の名前の由来は、江戸時代の絵師・尾形光琳から。
国宝「紅白梅図屏風」が、こちらの輪橋のあたりを描いたといわれているそうです。
鳥居越しに、楼門を背にと、どこから見ても絵になり、1本の木なのに圧倒的な華やかさ!
この時期ならではの、雪が降ったりメジロが止まったり、思いがけない共演にも心が躍ります。
御手洗川で3月3日に行われる伝統行事「京の流しびな」でも「光琳の梅」は名脇役に。
当日はお雛様が飾られた橋殿からも、輪橋や鳥居と調和した姿を鑑賞できそうです。
桃色に染まる下鴨神社へ、ぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか。
下鴨神社(賀茂御祖神社)
京都市左京区下鴨泉川町59
市バス停下鴨神社前から徒歩すぐ
上賀茂さんぽ②梅見の穴場「京都府立植物園へ」は こちら