BLOGまち歩き2021.12.25

高校生ランナーが駆け抜ける、師走の都大路

今年もあっという間に駆け抜けた「師走(しわす)」。

"師が走る"と書く「師走」ですが、京都では毎年12月から駅伝が始まります。

まずは、12月26日の「全国高等学校駅伝徒競走大会(全国高校駅伝)」。

1月の女子駅伝、2月の大文字駅伝、3月の車いす駅伝と、駅伝のタスキをつなぎます。

高校生ランナーたちが都大路を駆け抜ける年末。

駅伝の日が近づくと、ジャージ姿の選手たちが京都のまちをランニングする姿も風物詩です。

駅伝_リサイズ2.jpg

駅伝に向けて、全国の高等学校から京都に集まる選手たち。

なかでも、聖護院門跡の中にある「聖護院御殿荘」は、選手宿舎として人気です。

こちらの中庭にある「白川の足湯」に足をつけると、駅伝に勝てるという伝説があるのだとか。

地元の人たちは、聖護院御殿荘に並ぶ高校のバスを見ると年末を感じるのだそうですよ。

平安神宮の北側に位置する「聖護院門跡」は、本山修験宗総本山のお寺。

重要文化財の「書院」や、光格天皇ゆかりの「一夜造りの御学問所」などがあります。

そのなかで、宿泊施設として一般に開放されているのが「聖護院御殿荘」です。

江戸時代の天明の大火で御所が焼けた際に、光格天皇が仮御所として滞在したのだとか。

現在は駅伝選手や修学旅行生の宿泊施設としても知られています。

聖護院御殿荘は、2021年12月よりリニューアル工事のため休業中です。

2022年7月に一部がオープン、10月に宿泊新棟に併設されたレストランもオープン予定とか。

来年の今ごろはまた、駅伝選手や修学旅行生の姿でにぎやかになっていることでしょう。

もちろん一般の人も宿泊できるので、京都観光の際はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?

平安神宮などの観光名所からほど近い場所にありながら、閑静な環境も魅力です。


聖護院御殿荘(しょうごいんごてんそう)
京都市左京区聖護院中町15
京阪神宮丸太町駅から徒歩12分


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