BLOGまち歩き2021.04.19

石清水八幡宮④ 松花堂昭乗

先日の「きょうのちしん」で、石清水八幡宮と発明王・エジソンの繋がりをご紹介しました。

今回は、石清水八幡宮の社僧・松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)をご紹介します。

書や絵画、茶道も達者で、江戸時代初期の芸術文化の形成にも大きく貢献したという文化人。

とくに、書では寛永三筆の1人に数えられ、松花堂流(滝本流)の開祖としても知られています。

石清水八幡宮の表参道の途中に、昭乗の晩年の住まいであった草庵の跡地「松花堂跡」があります。

「松花堂って、あの松花堂弁当とも関係があるの?」と思った人は鋭いです!

じつは、昭和初期に昭乗の漆の四つ切り箱を見た料亭「吉兆」の創業者が、「松花堂弁当」を考案。

昭乗がもともとタバコ盆などに使用していた箱が、茶会で出される器に整えられたのだとか。

旬の食材を使った松花堂弁当は、八幡市立松花堂庭園・美術館にある「京都吉兆 松花堂店」で提供。

京都を代表する日本料理店で松花堂弁当を味わいながら、400年前に思いをはせてみてはいかが?

55日(水・祝)までは、完全予約制での営業となっているので、お出かけの際はご注意ください。

松花堂昭乗_リサイズ2.jpg

また、八幡市立松花堂庭園・美術館には、昭乗ゆかりの庭や美術品が数多く残されています。

美術館では、59日(日)まで春季企画展「春爛漫!松花堂は花盛り」が開催中。

期間中は、椿や桜、藤などの花を中心とした作品約30点が展示されています。

早くも初夏の足音が聞こえる美しい庭園とともに、季節の移ろいを感じられそうです。

詳細は、八幡市立松花堂庭園・美術館(京都吉兆 松花堂店)の公式ウェブサイトで確認を。


八幡市立松花堂庭園・美術館(やわたしりつしょうかどうていえん・びじゅつかん)
京都府八幡市八幡女郎花43-1
京阪石清水八幡宮駅から路線バスでバス停大芝・松花堂前下車、すぐ

https://shokado-garden-art-museum.jp/


石清水八幡宮① ボーイスカウト像 はこちら

石清水八幡宮② エジソン記念碑 はこちら

石清水八幡宮③ 男山展望台 はこちら

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