4月18日は「発明の日」です。
明治18年(1885)4月18日に、現在の「特許法」の前身となる「専売特許条例」が公布。
これを機に、日本の特許制度が始まったといわれています。
その後、昭和29年(1954)4月18日に発明協会によって「発明の日」が制定されました。
発明といえば、トーマス・アルバ・エジソンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
発明王・エジソンがその生涯で生み出した発明品は、およそ1,300にものぼるとか。
実は先日ご紹介した石清水八幡宮は、エジソンのある発明に大きく関係するのです。
1878年ごろから、炭素白熱電球の点灯時間を延ばす実験に没頭していたというエジソン。
当時、電球のフィラメントには木綿が使用されていましたが、点灯時間の短さが難点でした。
ある日、研究室で日本の扇子を見つけたエジソンは扇子の骨でフィラメントを試作。
その骨は繊維が太く丈夫な竹で、電球の点灯時間をグンと延ばすことに成功したとか。
そこでエジソンは最高の竹を求めて各国へ研究員を派遣し、ある研究員が日本を訪れます。
そして、その研究員が京都で出合ったのが、石清水八幡宮が鎮座する男山の真竹だったそう。
八幡の竹をフィラメントに使用した電球は、世界中から集めた竹のなかで最長の点灯時間を記録。
じつに、平均で1,000時間以上も点灯し続けたといわれています。
以後、セルローズのフィラメントが発明されるまで、日本の竹がアメリカを照らし続けたのです。
このことが縁で、石清水八幡宮の境内にはエジソンの記念碑が建立。
毎年2月11日にエジソン生誕祭が、10月18日にはエジソン碑前祭が斎行されています。
また、エジソンにあやかった竹絵馬に願いごとを書いて奉納できるのもユニークですよね。
また、京阪石清水八幡宮駅前には「エジソン通り」と名づけられた通りがあります。
エジソンの像や竹と白熱電球のオブジェなどもあり、まさにエジソンと竹のまち!
エジソン通りにある「cafe CANDLE(キャンドル)」は、別名「男山エジソン協会」とも。
店内には、オーナーがコレクションしたというエジソンの資料が展示されています。
この日は残念ながら定休日でしたが、あらためて訪れたいと思います。
コーヒーを片手に、エジソンのさまざまな発明品に思いをめぐらすのもよいですね。
石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)
京都府八幡市八幡高坊30
京阪石清水八幡宮駅から表参道経由で徒歩20分
石清水八幡宮の公式ウェブサイト はこちら
cafe CANDLE(カフェ・キャンドル)
京都府八幡市八幡高坊
京阪石清水八幡宮駅からすぐ
cafe CANDLEの公式ウェブサイト はこちら
石清水八幡宮① ボーイスカウト像 はこちら