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2021.11.11
かす汁で煮込んだ冬季限定の「霜ふりささめん」
空気が冷たくなり、冬の始まりを告げる「立冬(りっとう)」。二十四節気のひとつで、2021年は11月7日から11月21日までが立冬にあたります。この日から2月の立春の前日まで、暦の上では「冬」。荒神口の「自家製麺 天狗」では、冬季限定メニューが冬の到来を告げています。こちらの「霜ふりうどん」と「霜ふりささめん」は、かす汁で麺を煮込んだ同店の名物。エビ天や玉子、牛肉も煮込まれ、濃厚でまろやかな酒かすと相性抜群です。辛いのが好きな人は別添の生唐辛子を入れると、味の変化も楽しめますよ。最後まで熱々で身も心もしっかり温まるので、長い冬の間に何度も味わいたくなります。酒造りが盛んな京都や神戸などで親しまれてきた、冬の郷土料理「かす汁」。大人になってから、そのおいしさに目覚めた人も多いのではないでしょうか。「霜ふりうどん」や「霜ふりささめん」は、この一杯だけで満腹になるごちそうです。「ささめん」は、自家製の細ストレートの中華麺。「霜降りささめん」は、もともと、同店のまかないメニューだったとか。その後、裏メニューでの提供を経て、冬季限定メニューの仲間入りをしたそうです。また、「自家製麺 天狗」では、玉子丼や親子丼、衣笠丼などのご飯ものも充実。丼メニューはテイクアウトもできるので、おうち時間にもぜひどうぞ!自家製麺 天狗(じかせいめん てんぐ)京都市上京区河原町通荒神口上ル宮垣町80 ラヴァリエ1階市バス停荒神口下車、徒歩すぐ
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2021.09.13
「京の大仏」の名残② 甘春堂の「大佛餅」
先日の「きょうのちしん」でご紹介した、「京の大仏」の名残。今回は、川端通正面で暖簾をかかげる老舗京菓匠「甘春堂 本店」をご紹介します。こちらで「京・洛東名物」とうたわれているのが「大佛餅(大仏餅)」。かつて、方広寺の門前にあった老舗で販売されていたお餅が再現されています。方広寺に大仏様が安置されていた江戸時代には、外国にも知られていた名物だったとか。「大仏詣」の日には、お餅を求める参拝者でにぎわいを見せていたそうですよ。大仏様も方広寺の門前の老舗も姿を消しましたが、甘春堂で「大佛餅」が受け継がれています。江戸時代の製法をベースに、国産のもち米を杵で丁寧につき、粒あんが包まれた「大佛餅」。さらに、当時と同じように「京大佛」の焼印が押されるなど、こだわり抜かれた逸品です。ひとつずつ職人さんによる手づくりで、のびのよいやわらかいお餅が口の中でとろけます。手で持つと形が変化するほどにやわらかいお餅は、やみつきになるおいしさです。江戸時代の後期に発行された『都名所図会』にも紹介されている銘菓を、ぜひどうぞ!豊国神社の鳥居前にある「甘春堂 東店」には、「京の大佛餅所」の看板が掲げられています。こちらのお店では「茶房 撓(しほり)」が併設され、店内で喫茶メニューを提供。9月いっぱいごろまでは「大佛餅氷」もあり、なんと、かき氷の上に大仏餅がのっています。黒蜜きなこ金時の氷で、たっぷりの小豆の粒がどことなく大仏の螺髪(らほつ)を彷彿。甘春堂 本店や甘春堂 東店のオンラインショップでも「大佛餅」を購入することができますよ。江戸時代に「日本三大大仏」のひとつに数えられたという「京の大仏」。その姿に想像をめぐらせながら、人々に愛されてきた「大佛餅」を味わってみませんか?甘春堂 本店(かんしゅんどう ほんてん)京都市東山区川端通正面下ル上堀詰町292-2京阪七条駅5番または6番出口から徒歩3分甘春堂 東店(かんしゅんどう ひがしみせ)京都市東山区大和大路通正面下ル茶屋町511-1京阪電車七条駅下車徒歩7分甘春堂 オンラインショップ はこちら「京の大仏」の名残① 正面通と大仏前 はこちら
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2021.08.30
残暑に食べたい! ③ 「中華処 琢磨」の冷麺
残暑厳しいお昼どきに、引き寄せられるのは「冷麺」や「冷やし中華」ののぼりですよね。京都や関西では、「冷やし中華」のことを「冷麺」とよぶ習慣があります。鴨川に架かる荒神橋から歩いて3分ほどの細い路地にある「中華処 琢磨」。年配のご夫婦が切り盛りし、常連客でにぎわう一軒です。お昼は「本日の定食」が人気ですが、夏は「冷麺」にそそられます。氷を浮かべた酢じょうゆベースのスープに、細めの中華麺、色とりどりの具材。キュウリ、キャベツ、トマト、錦糸玉子、クラゲに、ハムとチャーシューが添えられています。千切りにされた具材の上にのっかるのは、真っ赤なサクランボ。昔ながらの見た目と味わいで、子どものころの夏のお昼を思い出します。麺をすする横でテレビがお昼の情報を伝える、素朴な町の中華料理店。おじいちゃんとおばあちゃんの家にお昼をよばれに来たような、居心地のよさも魅力です。コロナ禍ですが、末永く続いてほしい名店のひとつとしてご紹介しました。世の中が落ち着いたら、ぜひ"町中華"を味わいに出かけてみてはいかがでしょうか?中華処 琢磨(ちゅうかどころ たくま)京都市上京区河原町通荒神口上ル宮垣町78-4市バス停荒神口から徒歩すぐまだまだ食べたい! ① さるやの「鴨の氷室の氷」 はこちらまだまだ食べたい! ② 「黒豆茶庵・北尾 錦店」のかき氷 はこちら
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2021.08.28
残暑に食べたい! ② 「黒豆茶庵・北尾 錦店」のかき氷
コロナ禍と長雨で、思うように夏らしさを味わえなかった人も多いのではないでしょうか。真夏の暑さが戻った今、思い出したように「かき氷」の暖簾をさがしてしまいます。京の台所として知られる錦市場にあるお店が、意外にもかき氷の穴場なのです。「黒豆茶庵・北尾 錦店(くろまめさあん きたお にしきてん)」。黒豆や小豆を扱う豆の専門店の甘味処で、名物は「黒豆御膳」や「黒豆ソフトクリーム」です。9月いっぱいくらいまでは、黒豆のかき氷「モンノワール」も提供されています。厳選された黒豆を丁寧にペースト状にしてモンブラン風に仕上げたという、お店のイチオシ。私のお気入りは、京都・丹後由良の安寿みかんを絞った「安寿みかんかき氷」です。それぞれのかき氷には黒豆ソフトが添えられ、黒豆ショコラ6個付き。黒豆の滋味深いおいしさもしっかり楽しむことができますよ。「黒豆茶庵・北尾 錦店」の本店は、丹波口に文久2年(1862)に創業。丹波口といえば山陰道の起点と終点であり、"京都の7口"のひとつに数えられます。その地で創業以来、最上質である丹波産の黒豆や小豆、砂糖を扱ってきた「北尾」。甘味処「黒豆茶庵・北尾 錦店」には、こだわりの商品を使ったメニューが並びます。お出かけできるときが来たら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。おうち時間には、「北尾」の公式ウェブサイトでショッピングを楽しむのもおすすめです。黒豆などの豆製品はもちろん、自宅用にもギフトにも喜ばれるおいしいものがそろっていますよ。黒豆茶庵・北尾 錦店(くろまめさあん きたお にしきてん)京都市中京区錦小路通麩屋町西入ル東魚屋町192(錦市場内)阪急京都河原町駅12番出口から徒歩3分http://www.kitaoshoji.co.jp/残暑に食べたい! ① さるやの「鴨の氷室の氷」 はこちら
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2021.08.26
残暑に食べたい! ① さるやの「鴨の氷室の氷」
二十四節気の「処暑の候(しょしょのこう)」。2021年は8月23日から9月6日が「処暑」にあたります。夏の厳しい暑さが終わるといわれる時期ですが、このところ京都は夏の暑さが戻っています。かき氷のシーズンもそろそろ終わりですが、クールダウンにかき氷を口に運びたくなりますね。下鴨神社(賀茂御祖神社)の参道・糺の森の休憩処「さるや」では、「鴨の氷室の氷」を提供。この「鴨の氷室の氷」は、次のような故事にならって再現されたといわれています。その昔、下鴨神社・大炊殿の横には、冬に降り積もった雪を保存する「氷室」があったとか。氷室で新鮮なまま保存された雪を、下鴨神社の真夏の伝統行事・氷室神事で宮中へ献上。人々は氷を口にして無病息災を祈っていたと伝えられています。真夏の風物詩「みたらし祭 ―足つけ神事―」で知られる下鴨神社ならではの故事といえそうですね。「抹茶小豆」「いちごミルク」「黒蜜白玉」の3種類の自家製の蜜も、長く愛される理由です。「いちごミルク」には練乳がかけられ、イチゴシロップは果肉がたっぷり。「抹茶小豆」と「黒蜜白玉」も上品な味わいで、日替わりで食べたくなります。いずれも蜜は別添えなので、まさに初雪のようなふわふわ、さらさらの真っ白な氷が目の前に。蜜を少しずつかけながら、最後のひと口までふわふわのひんやり感を味わうことができますよ。京都の故事に思いをはせながら、過ぎゆく夏を惜しみたいと思います。休憩処 さるや(きゅうけいどころ さるや)京都市左京区下鴨泉川町59(下鴨神社境内)市バス停糺ノ森下車、徒歩2分※「鴨の氷室の氷」は夏季のみの提供です。土用の丑の日と「みたらし祭 ―足つけ神事―」 はこちら
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2021.08.16
出町座のソコの「きゅうり3種サンド」
4月を除く、毎月19日は「いいきゅうりの日」に制定されています。なぜ、4月には「いいきゅうりの日」がないのでしょうか?それは、4月19日は「よいきゅうりの日」だからだそうです。それぞれ別々の団体によって制定されたそうで、それも興味深いですね。キュウリの果実は、成分の95%が水分だといわれています。そのため、暑い国や地域では古くから水分の補給にも重宝されてきたとか。体を冷やす効果もあるので、日本でも夏の食卓にキュウリの登場が多くなりますよね。そんな「いいきゅうりの日」にちなんで、キュウリのサンドイッチをご紹介します。出町桝形商店街にあるカフェ「出町座のソコ」の特製「きゅうり3種サンド」です。「生のきゅうり」「ピクルスのきゅうり」「柴漬けのタルタルソース」が挟まれた人気メニュー。「生のきゅうり」はオーダーが入ってから刻まれ、できたてのサンドイッチが提供されます。「柴漬けのタルタルソース」の鮮やかなピンクとほどよい酸味が、見た目や味のアクセントに。オリジナルのパッケージもノスタルジックな雰囲気で、細部まで凝ったデザインを楽しめます。「出町座のソコ」があるのは、映画館「出町座」の1階。2階に映画館、1階に書店とカフェが共存した京都の新しいカルチャースポットです。映画を観ずに、カフェや書店のみを利用することもできます。このご時世なので、映画館への食べ物の持ち込みはできません。カフェの店内またはテイクアウトで「きゅうり3種サンド」などを味わうのがおすすめ。ほかにも多彩なメニューがそろい、店内の券売機で食券を買い求めるスタイルです。マスク着用、手指のアルコール消毒など、感染症対策を万全にお出かけくださいね。出町座のソコ(でまちざのソコ)京都市上京区今出川通出町西入上ル三芳町133(出町桝形商店街内)京阪・叡電出町柳駅から徒歩5分
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2021.07.19
金沢名物「ターバンカレー」を京都で味わう
近畿地方が「梅雨明けされたとみられる」と、7月17日に気象庁によって発表されました。今年の梅雨の期間は62日間と、観測史上最長だったとか。本当に長かった梅雨が明けて、京都もいよいよ夏本番です!暑い日に食べたくなるもののひとつが、カレーですよね。京都いながらにして味わえる、石川・金沢名物の「ターバンカレー」をご紹介します。ターバンカレーとは、昭和46年(1971)に石川県金沢市で誕生した「金沢カレー」のこと。平成13年(2001)には、京都にもターバンカレーのお店がオープンしました。「カレーハウス ターバン 阪急桂駅西口店」と、河原町丸太町の「Kitchen Cafe エル」です。ターバンカレーの特徴は"ルーの色"と"とろみ"で、具材が溶け込んでいます。濃厚でありながらすっきりとした口あたりで、おかわりしたくなるおいしさですよ。「ロースカツカレー」「ハンバーグカレー」「なすカレー」など、メニューも豊富。レトロなステンレスのカレー皿も、カレー本来のおいしさを引き立たせてくれるようです。「キッチンカフェ エル」では、千切りキャベツの代わりにサラダがついています。また、ルーはテイクアウトも可能で、自宅でもターバンカレーを楽しめます。鍋に移したルーを弱火にかけ、グツグツしてきたらお湯を加えて温めてできあがり。1パック3人前なので、たっぷり味わえるのもうれしいですね。冷房などで冷えた身体をカレーを食べて温めるのも、夏を乗り切るコツといえそうです。河原町丸太町から2筋東に入って下がった場所にある「キッチンカフェ エル」。「ターバンカレー」の看板が目印です。ターバンカレーのほか、リーズナブルなモーニングやランチメニューも充実。地元の人に愛される、アットホームな喫茶店です。桂へお出かけの際は、「カレーハウス ターバン 阪急桂駅西口店」もどうぞ!Kitchen Cafe エル(キッチンカフェ エル)京都市上京区駒之町558(河原町丸太町より2筋東、南に約50メートル)京阪神宮丸太町駅から徒歩5分カレーハウス ターバン 阪急桂駅西口店(カレーハウスターバン はんきゅうかつらにしぐちてん)京都市西京区桂南巽町128-3 山内ビル地下1階阪急桂駅西口から徒歩すぐ
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2021.06.04
マダム紅蘭「賀茂茄子と海老・イカの唐辛子炒め」
暑くなってくると、ピリッと辛いものが食べたくなりますよね。京都の伝統野菜のなかで、夏に旬を迎える「賀茂(かも)なす」。主に京都の上賀茂などで作られてきた「なす」で、大きく丸い形が特徴です。「なすの女王」ともよばれ、煮炊きしても崩れにくい厚い果肉で、さまざまな料理に使われます。唐辛子などの辛味とも相性抜群で、「夏の女王」ともいえる京野菜かもしれません。「マダム紅蘭(こうらん)」は、旬の京野菜を使った料理を季節ごとに味わえる中国料理店。夏にだけ味わえるのは、「賀茂茄子麻婆」や「賀茂茄子と海老・イカの唐辛子炒め」です。「賀茂茄子麻婆」は、賀茂なすを丸ごと1個生かした、見た目も刺激的なひと皿。「賀茂茄子と海老・イカの唐辛子炒め」は、彩り豊かな具材に食欲がそそられます。入口に掲げられた「賀茂茄子」のメニューからも、京都らしい味と風情を感じられますね。「マダム紅蘭」は京都御所の東南にあり、落ち着いた雰囲気の京町家で食事を楽しめます。中国四川料理をベースにしつつ、日本人好みの素材の味を生かしたあっさりとした口当たりに。植物油脂を使い、香辛料はほとんど使わないなど、ここにしかない中国料理が人気です。「上品な八宝菜」や「東坡(トンポー)バーガー」など、定番の人気メニューも充実。旬の京野菜をふんだんに使った見た目にも美しい料理は、特別な日のおもてなしにもどうぞ。テイクアウトもできるので、おうち時間に本格的な中国料理を楽しむのもよさそうですね。緊急事態宣言下の現在、ランチもディナーも時間を短縮して営業されています。夏はまだまだこれからなので、緊急事態宣言が解除されたあとでも十分に間に合いますよ。マダム紅蘭(マダムこうらん)京都市中京区丸太町通寺町東入ル北側京阪神宮丸太町駅から徒歩5分マダム紅蘭 公式ウェブサイト
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