BLOGお店2021.08.30

残暑に食べたい! ③ 「中華処 琢磨」の冷麺

残暑厳しいお昼どきに、引き寄せられるのは「冷麺」や「冷やし中華」ののぼりですよね。

京都や関西では、「冷やし中華」のことを「冷麺」とよぶ習慣があります。

鴨川に架かる荒神橋から歩いて3分ほどの細い路地にある「中華処 琢磨」。

年配のご夫婦が切り盛りし、常連客でにぎわう一軒です。

お昼は「本日の定食」が人気ですが、夏は「冷麺」にそそられます。

氷を浮かべた酢じょうゆベースのスープに、細めの中華麺、色とりどりの具材。

キュウリ、キャベツ、トマト、錦糸玉子、クラゲに、ハムとチャーシューが添えられています。

千切りにされた具材の上にのっかるのは、真っ赤なサクランボ。

昔ながらの見た目と味わいで、子どものころの夏のお昼を思い出します。

麺をすする横でテレビがお昼の情報を伝える、素朴な町の中華料理店。

おじいちゃんとおばあちゃんの家にお昼をよばれに来たような、居心地のよさも魅力です。

コロナ禍ですが、末永く続いてほしい名店のひとつとしてご紹介しました。

世の中が落ち着いたら、ぜひ"町中華"を味わいに出かけてみてはいかがでしょうか?


中華処 琢磨(ちゅうかどころ たくま)
京都市上京区河原町通荒神口上ル宮垣町78-4
市バス停荒神口から徒歩すぐ


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