きょうのちしん
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BLOGイベント
2020.12.27
漢字ミュージアムで「今年の漢字」を展示
12月12日の「漢字の日」に、清水寺で森清範貫主の揮毫により発表された「今年の漢字」。日本漢字能力検定協会が主催しているもので、すっかり師走の風物詩のひとつとなりました。祇園の「漢字ミュージアム(漢検 漢字博物館・図書館)」では、「今年の漢字展」を開催中。初回の1995年から2019年までの漢字が年表で紹介されています。漢字は年ごとに応募数3位までが並び、その年の出来事や世相を振り返ることもできる仕組みに。過去に揮毫された25枚の「今年の漢字」の大書から厳選された8枚も、額装され展示されています。額装は漢字にあわせてデザインが異なっているそうなので、そちらにも注目してみてください。大書の揮毫の際に使用されたものと同様の筆と墨入れも展示されていますよ。さらに注目は、揮毫されたばかりの2020年の「今年の漢字」の大書です。12月23日(水)まで揮毫の舞台・清水寺の本堂に掲示されていた「密」。12月24日(木)より同館の2階で展示がスタートし、額装前の姿が披露されています。「今年の漢字展」は、2021年1月31日(日)まで。2階では、1月5日(火)まで企画展『なやみ深き漢字学習 -明治から戦前へ-』も開催中です。近代的な学校制度が始まった明治時代から戦前の、教科書や練習帳が展示される貴重な機会。日本初の漢字に特化した体験型ミュージアムで、漢字の面白さや奥深さに触れてみませんか?漢字ミュージアムは、八坂神社から四条通の南側を西に歩いてすぐ。年内は12月30日(水)まで休まず開館しているようです。漢字ミュージアム(漢検 漢字博物館・図書館)京都市東山区祇園町南側551(京都市元弥栄中学校跡地)京阪祇園四条駅6番出口から東へ徒歩5分https://www.kanjimuseum.kyoto/
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BLOG歳時記
2020.12.25
六波羅蜜寺で「空也踊躍念仏」厳修
天暦5年(951)、空也上人によって開創された「六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)」。年の瀬の伝統行事「空也踊躍念仏(くうやゆやくねんぶつ)」をご紹介します。平安時代、京都で流行した伝染病の退散を願って空也上人が行った念仏が起源と伝わる踊り念仏。鎌倉時代には幕府による念仏の弾圧もあり、秘儀としてひそやかに厳修されてきました。弾圧が解けてもなお、"かくれ念仏"として一般の目に触れられることはなかったそうです。昭和50年代にようやく一般公開されるようになり、国の重要無形民俗文化財に指定。鎌倉時代から800年にもわたって法灯を守り続けた、代々のご住職に頭が下がる思いです。念仏のスタイルは独特で、唱和されるのは「南無阿弥陀仏」でなく「モーダーナンマイトー」。ご住職が鉦(かね)を叩き、踊りながら念仏を唱える節回しは空也上人の姿を模しているとか。いつでも中断して撤収できるよう、念仏には決められた終わりが定められていないのも特徴です。現在も夕方にひっそりと行われるなど、堂々と念仏を唱えられなかった時代の名残を感じます。コロナ禍の今こそ、1年の罪を悔い改め、新しい年の悪疫退散と幸せを祈りたいですね。「空也踊躍念仏」は12月13日(日)~31日(木)の毎日、16時から本堂で厳修されています。ただし31日(木)は非公開となるため、拝観される方は30日(水)までにお出かけください。拝観の際は感染症対策を万全に、また、本堂は冷え込むので防寒対策もお忘れなく。六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)京都市東山区五条通大和大路上ル東京阪清水五条駅から徒歩7分https://www.rokuhara.or.jp/
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BLOGまち歩き
2020.12.23
北野天満宮の前身といわれる「文子天満宮」
毎月25日は「天神さんの市」。北野天満宮で開かれる恒例のご縁日で、参道に骨董や植木など多彩な露店が立ち並びます。北野天満宮は、いわずと知れた天神信仰発祥の地。そんな北野天満宮の前身とも伝えられている、"天神信仰発祥の神社"があるのをご存じでしょうか。それは、北野天満宮と同じく菅原道真公を御祭神に祭っている「文子(あやこ)天満宮」です。文子とは、道真公の乳母を務めていたという多治比文子(たじひのあやこ)のこと。道真公は無罪の罪で大宰府(現在の九州)に左遷され、失意のうちに亡くなります。没後、文子に「右近の馬場に社殿を建ててまつれ」との道真公の託宣(お告げ)が下ったとか。右近の馬場とは、現在の北野天満宮のあたり。しかし当時、文子には社殿を建てる力がなかったといいます。そこで西京七条(現在の西ノ京)の自宅の庭前に、小さな祠を建てて道真公を崇めました。これが文子天満宮の起源といわれています。そしてのちに、文子によって道真公の御霊(みたま)が右近の馬場に移されたのだとか。今や全国約1万2000社の天満宮・天神社の総本社として名をはせる、北野天満宮。その創建のきっかけを作ったのが、道真公を育てたといわれる多治比文子だったのですね。洛陽天満宮25社のひとつに数えられている、文子天満宮。JR京都駅から北に歩いて10分ほどの場所ですが、普段はひっそりとしています。文子(ふみこ)さん、あやこさん、名前に「あや」を含む人の守り神としても崇敬されているとか。これらの名前の人は「全国文子会」への参加資格もあるそうですよ。本殿の奥には道真公が太宰府へ左遷される際に立ち寄り、腰掛けたという「腰掛石」が鎮座。文子天満宮は、この地を含めて北野天満宮の末社など京都市内に4ヶ所あるのも興味深いですね。さて、北野天満宮では、12月25日(金)に「終(しま)い天神」が開かれます。毎月の「天神さんの市」の締めくくりとなる、師走の風物詩です。また、文子天満宮では、12月31日(木)に「大祓 人形(ひとがた)焼納」が行われます。そして来年の干支は、丑(うし)。ひと足早く、天神さまのお使いのお牛さまにも参拝してみてはいかがでしょうか。文子天満宮(あやこてんまんぐう)京都市下京区間之町通花屋町下ル天神町400JR京都駅から北へ徒歩10分北野天満宮(きたのてんまんぐう)京都市上京区馬喰町市バス停北野天満宮下車、徒歩すぐ
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BLOGお店
2020.12.21
叡電出町柳駅前「手打 大山そば 響」
2020年は12月21日が冬至です。寒い日は、おうどんもおそばも温かいものを求めてしまうもの。それでも食べたい冷たいおそばが、叡山電車出町柳駅の目の前にあります。本格的な手打ちの大山そばを提供する「手打 大山そば 響(ひびき)」。その名のとおり、鳥取県・大山山麓で収穫される大山そばのそば粉が使われています。出雲そばの流れをくむ「大山そば」は、大山の郷土料理として親しまれているそう。ぜひ味わいたい「特製盛りそば」は、温泉玉子、大根おろし、青じそ、天花に薬味がたっぷり。最初はざるそばのようにつゆにつけて、そのあとぶっかけ風にいただくのが主流だとか。また、ワサビではなくテーブルに置かれた一味唐辛子を好みで振るのも特徴です。おそばの香りやのど越しを楽しんだあとは、そば湯で温まるのも冷たいおそばの醍醐味ですね。ほかにも、冷たいおそばは山陰風の「わりごそば」や「とろろ盛りそば」などを。温かいおそばなら「かけそば」や「彩りそば」「きざみ揚そば」などをどうぞ。日替わりの炊き込みご飯も数量限定であり、この日は「鯖たきこみごはん」をいただきました。叡山電車出町柳駅の目の前、「手打 大山そば 響」の木の看板が目印です。敷地の奥の暖簾をくぐると出迎えてくれるのは、ふたりのにこやかな年配の女性。カウンターと小上がりをあわせて8席という小さなお店で、お昼どきには行列ができていることも。営業日や時間などを確認のうえ、お出かけくださいね。今年もあっという間に年の瀬を迎え、年越しそばも頭をよぎるころになりました。このご時世で帰省もままなりませんが、年越しそばを食べて縁起をかつぎたいものです。手打 大山そば 響(てうち だいせんそば ひびき)京都市左京区田中下柳町20叡山電車出町柳駅すぐ
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BLOGお店
2020.12.17
京都で異国を味わう③ 底冷えの京都で常夏ハワイ気分「ALOHANA CAFE」
京都市内でも今季の「初雪」が12月15日に観測されました。いよいよ、本格的な冬のはじまりです。「比叡おろし」とよばれる、比叡山から吹き下ろしてくる風が底冷えをもたらす、盆地・京都。そんな身体の芯から冷え切る京都で、少しだけ常夏気分を味わってみませんか?河原町荒神口にある「ALOHANA CAFE」は、ちょっぴりハワイアンなカフェ。木のぬくもりを感じる店内で、ハンバーガーを中心としたメニューを楽しめます。オーダー後に焼き上げるというジューシーなパテに、シャキシャキのサニーレタス。その日の具材がゴマたっぷりのバンズでサンドされ、ボリューム満点!フォークとナイフが用意されるので、優雅にいただくことができそうです。つけあわせのポテトもサクサクで、手が止まらなくなるおいしさ。ハワイのビール「コナ・ビール」と一緒にいただけば、もうここはワイキキビーチ!?カトラリーやナプキンを入れたスパムの空き缶やコースターも気分を盛り上げてくれます。ランチタイムは日替わりメニューのみ。ハンバーガーやごはんプレートなど、その日の数種類のメニューから選ぶことができます。キッズメニューもあり、子どもと一緒にゆったりと過ごせるのもうれしいですね。テイクアウトもあるので、春になればすぐ近くの鴨川でピクニックも楽しそう!この12月でオープン13周年を迎えたという「ALOHANA CAFE」。底冷えの京都で、ハワイの風を感じてみてはいかがでしょうか?ALOHANA CAFE(アロハナ カフェ)京都市上京区河原町通荒神口上ル東桜町39-2市バス停荒神口下車すぐ京都で異国を味わう① 本格ドイツ料理とビール「カフェ・ミュラー」 はこちら京都で異国を味わう② 手づくりのロシア家庭料理「カフェ ヨージク」 はこちら
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BLOGお店
2020.12.12
京都で異国を味わう② 手づくりのロシア家庭料理「カフェ ヨージク」
底冷えの京都で、極寒の地・ロシアに思いをはせませんか?マトリョーシカなどの民芸品や、「チェブラーシカ」といったキャラクターが人気のロシア。ロシアの郷土料理であるピロシキやボルシチなども、日本でもすっかりおなじみですよね。北山の「カフェ ヨージク」で、ロシア雑貨に囲まれながらロシア家庭料理で体を温めましょう。店名の「ヨージク」は、ロシア語でハリネズミのこと。その名のとおり、店内にはハリネズミがモチーフのお皿や雑貨があふれています。窓辺に並べられた雑貨を眺めているだけでも、ロシア気分を味わえそうでワクワクします。「ロシアンティー」は、ティースプーンでジャムをすくって口に含む、ロシア式の紅茶。ウォッカなどお酒のイメージが強いロシアですが、独自の紅茶文化も発達しているとか。ランチには、ボルシチやピロシキ、サラダに好きなドリンクがついた「ロシアセット」を。ティータイムには、ロシアの家庭的なお菓子といただく「ロシアンティーセット」をどうぞ。もちろんウォッカもあるので、寒い夜はドアを開けてみてはいかが?このクリスマスには、テイクアウト限定の「クリスマスボックス」も数量・期間限定で販売。今年はおうちでロシア風のクリスマスを楽しむのもすてきですね。気になる人は、早めに公式Facebookなどをチェックしてください。カフェ ヨージク京都市北区上賀茂今井河原町66 Tree's Bldg.2階地下鉄北山駅から徒歩8分https://www.facebook.com/cafeyojik/京都で異国を味わう① 本格ドイツ料理とビール「カフェ・ミュラー」 はこちら
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BLOGまち歩き
2020.12.09
京都で異国を味わう① 本格ドイツ料理とビール「カフェ・ミュラー」
気軽に海外へ行けなくなった今、京都で異国の文化や料理に親しみませんか?京都には外国の文化を身近に感じられる施設が点在しています。川端荒神口の「ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川」は、ドイツの文化機関。語学部では、初心者から上級者までさまざまなレベルのドイツ語講座が開講されています。図書室には、近年の芸術・文化やライフスタイルなど、ドイツに関する書籍や雑誌を配架。ドイツの映画やドキュメンタリーのDVDも、地階のメディアラウンジで鑑賞できます。もっと気軽にドイツを体験するなら、やはりグルメですよね。併設のカフェレストラン「カフェ・ミュラー」で、本格的なドイツ料理を楽しみましょう。ワンプレートランチを味わうのも、ドイツビールとソーセージで乾杯するのもおすすめです。ビールは、バイエルン地方に醸造所を持つフルーティーな白ビール「エルディンガー」など。ソーセージは「自家製粗挽き焼きソーセージ」や「自家製茹で白ソーセージ」などを用意。ケチャップとカレーパウダーをかけた「カリーヴルスト」は、ドイツの屋台の味だそうですよ。手入れされた中庭を望む店内に配されているのは、すべてドイツ製という家具や調度品、食器。気候のよい季節に、中庭でランチをするのも楽しみです。現在は1組3名までの入店となり、入店人数や席数のほか、提供メニューも限定されています。ひとりランチやカフェを楽しみながら、洗練されたドイツ空間を堪能してはいかが?クリスマスツリーやアドヴェントカレンダーなど、この季節ならではの装飾にも心が躍ります。カフェ・ミュラー京都市左京区吉田河原町19-3京都バス停荒神口下車、徒歩2分
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BLOGまち歩き
2020.12.07
関西の「ラグビー第一蹴の地」
12月7日は「ラグビー国際試合記念日」。関西の「ラグビー第一蹴の地」が、下鴨神社(賀茂御祖神社)・糺の森にあります。明治43年(1910)、関西で初めてラグビーの練習が行われたという「雑太社(さわたしゃ)」です。当時、国内で唯一のラグビー部を持っていた慶応義塾生(現在の慶應義塾大学)。彼らからラグビーを伝授されたのが、旧制第三高等学校(現在の京都大学)の生徒だったとか。その練習の際に、初めてラグビーボールが蹴られたのが、雑太社前の馬場。これは、「第三高等学校嶽水会蹴球部」が結成されるきっかけにもなったといわれています。翌年には、ラグビーの国内チームで初の慶應義塾と旧制第三高等学校の公式試合が行われました。もとは京都御所の鎮祭社として、鴨社神舘御所内の雑太という字地にまつられていたという雑太社。現在の社は、平成29年(2017)に式年遷宮事業の一環で再興されたものです。御神祭「神魂命(かんたまのみこと)」の「魂」が「玉」に通じるとして、ラグビー関係者の祈願所に。絵馬はもちろん、お賽銭箱や鈴もラグビー型なのがユニークですよね。ラグビー型の絵馬は、雑太社の南にある河合神社の授与所で手に入れることができますよ。河合神社は「サッカー必勝の守護神」、下鴨神社は新春の神事「蹴鞠はじめ」でも知られています。神魂命は、サッカーや蹴鞠の神様「大伊乃伎命(おほいのきのみこと)」の先祖だそうですよ。昭和44年(1969)に、旧制第三高等学校の蹴球部OBによって「第一蹴の地」の記念碑が建立。石碑にはラグビーボールの模様も施され、全国からラグビー関係者が参拝に訪れています。第一蹴から110年が経った今、まさに「第57回 全国ラグビー大学選手権大会」の真っただ中です。関西大会では同志社大学が2位、京都産業大学が3位となり、12月13日(日)に行われる3回戦へ。ラグビーの聖地より、それぞれの大学チームの健闘を祈りたいですね。雑太社(さわたしゃ)京都市左京区下鴨泉川町2‐21(下鴨神社・糺の森内)市バス停下鴨神社前下車、徒歩3分または糺ノ森下車、徒歩6分※残念ながら、同志社大学はラグビー部員の新型コロナウイルス集団感染のため、全国ラグビー大学選手権大会の3回戦出場は辞退となりました。
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