12月12日の「漢字の日」に、清水寺で森清範貫主の揮毫により発表された「今年の漢字」。
日本漢字能力検定協会が主催しているもので、すっかり師走の風物詩のひとつとなりました。
祇園の「漢字ミュージアム(漢検 漢字博物館・図書館)」では、「今年の漢字展」を開催中。
初回の1995年から2019年までの漢字が年表で紹介されています。
漢字は年ごとに応募数3位までが並び、その年の出来事や世相を振り返ることもできる仕組みに。
過去に揮毫された25枚の「今年の漢字」の大書から厳選された8枚も、額装され展示されています。
額装は漢字にあわせてデザインが異なっているそうなので、そちらにも注目してみてください。
大書の揮毫の際に使用されたものと同様の筆と墨入れも展示されていますよ。
さらに注目は、揮毫されたばかりの2020年の「今年の漢字」の大書です。
12月23日(水)まで揮毫の舞台・清水寺の本堂に掲示されていた「密」。
12月24日(木)より同館の2階で展示がスタートし、額装前の姿が披露されています。
「今年の漢字展」は、2021年1月31日(日)まで。
2階では、1月5日(火)まで企画展『なやみ深き漢字学習 -明治から戦前へ-』も開催中です。
近代的な学校制度が始まった明治時代から戦前の、教科書や練習帳が展示される貴重な機会。
日本初の漢字に特化した体験型ミュージアムで、漢字の面白さや奥深さに触れてみませんか?
漢字ミュージアムは、八坂神社から四条通の南側を西に歩いてすぐ。
年内は12月30日(水)まで休まず開館しているようです。
漢字ミュージアム(漢検 漢字博物館・図書館)
京都市東山区祇園町南側551(京都市元弥栄中学校跡地)
京阪祇園四条駅6番出口から東へ徒歩5分