BLOGまち歩き2021.11.18

寅年に向けて「両足院毘沙門天堂」へ

そろそろ年賀状の準備を始める人も多いですよね。

令和4年(2022)の干支は「寅(とら)」。

京都の鞍馬寺、両足院毘沙門天堂、虚空蔵法輪寺では、狛犬ならぬ狛虎が鎮座しています。

今回ご紹介するのは、建仁寺の塔頭寺院・両足院の鎮守社である毘沙門天堂の狛虎です。

ご本尊・毘沙門天は、鞍馬寺の毘沙門天の胎内仏だったとか。

境内では、狛虎のほか、香炉や灯籠にも阿吽(あうん)の虎が姿を見せています。

香炉には、毘沙門天の使者であるムカデも彫られていますよ。

授与品の「虎みくじ」や「虎御守」のほか、絵馬にも虎の姿が描かれています。

奉納された絵馬は、「トラ」にちなんだアイドルグループのファンの願いごとでいっぱい!

こちらの絵馬も、寅年に向けてさらに盛り上がりを見せそうです。

両足院_リサイズ2.jpg

また、虎といえば「とらや(虎屋)」を思い浮かべる人も多いかもしれません。

室町時代後期に京都で創業した、羊羹などで知られる和菓子店です。

「虎屋 京都ギャラリー」では、現在、虎屋所蔵品展「めでたい寅年 愛でたい虎」が開催中。

12月5日(日)までの期間中、虎をモチーフにした所蔵品が一挙に公開されています。

そのなかで「虎に縁がある京都の寺社」と「虎の授与品」も紹介。

両足院の「虎みくじ」と「虎御守」も展示されています。

年賀状用の撮影スポットもあるので、あわせて足を運んでみてはいかがでしょうか?

ギャラリーの隣にある「虎屋菓寮 京都一条店」にも立ち寄って、甘味をいただくのもよいですね。


両足院毘沙門天堂(りょうそくいんびしゃもんてんどう)
京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町591
京阪祇園四条駅から徒歩7分


虎屋 京都ギャラリー(とらや きょうとギャラリー)
京都市上京区一条通烏丸西入ル広橋殿町400(虎屋菓寮一条店 隣)
地下鉄今出川駅6番出口から徒歩7分


虎屋所蔵品展「めでたい寅年 愛でたい虎」は12月5日(日)まで開催中。
10~17時 ※11月29日(月)は休館。入場無料。


京都の西を守護する「白虎(びゃっこ)」 はこちら

京都知新オススメの京都 職人&工房 体験