BLOGまち歩き2021.09.04

船岡山公園の「ラジオ塔」

9月6日は「MBSラジオの日」に制定されています。

大阪・梅田の茶屋町に本社のある「株式会社毎日放送(MBS)」。

昭和25年(1950)12月27日に、「新日本放送株式会社」として設立されたのが始まりです。

翌年の昭和26年(1951)9月1日には、ラジオの本放送を開始。

現在の「毎日放送」に改称されたのは、昭和33年(1958)6月1日のことだそうです。

昭和34年(1959)3月1日にテレビの本放送が開始されるまでは、ラジオの単営局だったとか。

MBSラジオの周波数は、AMが1179メガヘルツで、ワイドFMが90.6メガヘルツ。

平成28年(2016)にワイドFMが開設されたのを機に、周波数にちなんで記念日が制定されました。

ラジオといえば、以前の「きょうのちしん」でご紹介した「ラジオ塔」(公共のラジオ受信機)。

日本で初めてラジオ放送が開始されたのは、大正14年(1925)3月のことだとか。

昭和初期から戦中にかけて、ラジオ放送を聴くために全国に建てられたのがラジオ塔です。

京都に現存する8基のなかで、今回、船岡山公園のラジオ塔をご紹介します。

船岡山公園は、標高112メートルの船岡山の中にある眺望のよい史跡公園。

ラジオ塔は、昭和10年(1935)の船岡山公園の開園にともなって建造されました。

野外音楽堂のステージのバックに設置され、現在は客席からも一部が見えるようになっています。

平成27年(2015)4月には、全国で唯一、往時の姿のままラジオ塔の拡声器と受信機を再設置。

再びメロディーが流れるラジオ塔を前に、復活後、初めてのラジオ体操が行われたそうです。

船岡山公園_リサイズ2.jpg

2021年4月1日より、「株式会社MBSラジオ」として新たな一歩を踏み出したMBSラジオ。

AMのほか、ワイドFMやradikoでも番組を聴くことができます。

radikoは、パソコンのサイトから聴きたい放送局を選んで聴収できるサービス。

近畿2府4県のエリア内なら、無料で番組を楽しむことができますよ。

おうち時間にゆっくりラジオを聴いてみてはいかがでしょうか?


船岡山公園(ふなおかやまこうえん)
京都市北区紫野北舟岡町
市バス停船岡山停下車、徒歩3分


MBSラジオ 公式ウェブサイト
https://www.mbs1179.com/


京都に現存する「ラジオ塔」 はこちら

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