先日の「きょうのちしん」でご紹介した、歯痛にご利益のある「白山神社」。
本日は、伏見・深草の有野山墓地内の一角に祀られた「ぬりこべ地蔵」をご紹介します。
高さ1メートルほどの石仏で、歯痛封じのお地蔵さんとして全国的に知られています。
もともとは近くの寺院の境外墓地にあり、土で塗り込められたお堂に祀られていたそう。
「ぬりこめ」が、いつしか歯や体の痛みなどを「封じ込める」という意味に転化。
「ぬりこめ」が転じて「ぬりこべ地蔵」とよばれるようになったともいわれているとか。
お地蔵さんの前にある身代わり石をなで、その手で患部をさすると痛みが和らぐとされています。
特に歯痛にご利益があり、毎年6月4日には深草稲荷保勝会による「歯供養」が開催されます。
また、日ごろより、遠方に住む人や出歩けない人はハガキや手紙でお参りすることもできます。
お地蔵さんの足元には、全国から寄せられた歯痛封じの願いや感謝を伝えるハガキが山積みに。
郵便物は「京都ぬりこべ地蔵様」だけでも届くという、広く親しまれたお地蔵さんです。
本日から始まる「歯と口の健康週間」、すこやかな歯で過ごしたいですね。
ぬりこべ地蔵尊
京都市伏見区深草大門町
京阪伏見稲荷駅から徒歩5分
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