京都のちらし寿司は「ばら寿司」とよばれ、生魚が入っていないのが特徴です。
そんな京都のちらし寿司を、冬だけ「蒸し寿司」として提供するお店があります。
蒸し寿司は、せいろで蒸したちらし寿司のことで、小ぶりの丼に入れて提供されます。
今回、のれんをくぐったのは、寺町二条の「京のすし処 末廣(すえひろ)」。
同店の「むしずし」の具はエビ、麩、ギンナン、玉子、焼きアナゴ、かんぴょう、椎茸、キクラゲ。
昔ながらのこじんまりした店内で、アツアツの蒸し寿司をいただくことができます。
毎年11月から3月まで提供される、寒い冬だけのお楽しみ!
そのほか「さばずし」や「箱ずし」「巻ずし」といった京寿司も人気の老舗です。
「むしずし」をはじめ、お寿司はすべてテイクアウトすることができますよ。
天保年間、寺町二条で煮売店として創業した「末廣」。
創業以来、町衆に愛されてきた「京寿司」の味を守り続けています。
この時期は、節分の「恵方巻」も販売されています。
節分に、その年の恵方を向いて巻きずしを1本丸ごと黙って食べ切る、関西の風習。
最近は全国にも広がり、黙食は"ウィズ コロナ"の時代の新しい習慣となりました。
昔ながらのお店の恵方巻を予約して、無病息災を祈ってみてはいかがでしょうか?
京のすし処 末廣(きょうのすしどころ すえひろ)
京都市中京区寺町通二条上ル要法寺前町711
地下鉄京都市役所前駅、ゼスト御池11番出口から北へ徒歩5分
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