BLOGお土産2021.02.23

ひさご寿しの冬のごちそう「蒸し寿し」

3月の「桃の節句(上巳の節句)」のごちそうといえば、ちらし寿司。

それに先がけて、寒い時期だけのごちそうである「蒸し寿司」が、まもなく食べ納めを迎えます。

「蒸し寿司」とは、酢飯と具材をどんぶりに盛り、せいろで蒸しあげた温かいお寿司のこと。

京都や大阪で12月のはじめから2月の終わりごろにかけて食べられる、冬の風物詩のひとつです。

昭和25年(1950)から四条河原町で暖簾を掲げる「ひさご寿し」の「蒸し寿し」をご紹介します。

今や「ひさご寿し」の代名詞になるほど、創業当時から京都の人々に愛されてきた「ちらし」。

私の祖母のように、「ちらし」といえば真っ先に「ひさご寿し」を思い浮かべる人も多いとか。

「名代 ちらし寿し」は甘めのすし飯にエビやエビそぼろ、椎茸、穴子、錦糸玉子などが彩り豊かに。

ホカホカの「蒸し寿し」には銀杏やゆり根も添えられ、冷えた身体を温めてくれます。

「蒸し寿し」は12月から2月末までの期間限定で、店内では注文後に作られる熱々をいただけます。

また、テイクアウトや通信販売では、電子レンジ対応の「チンするむし寿し」が用意されています。

おうちでも気軽に、ホカホカと湯気の立つお寿司を味わえるのがうれしいですね。

京都の底冷えの冬を支えてきた「蒸し寿し」を、この機会にぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

詳細は「ひさご寿し」の公式ウェブサイトで確認してください。


京・河原町 ひさご寿し(きょう かわらまち ひさごずし)
京都市中京区河原町通四条上ル塩屋町344
阪急京都河原町駅からすぐ

http://www.hisagozusi.co.jp/

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