今年の「土用の丑の日(どようのうしのひ)」は、7月28日(水)です。
立春・立夏・立秋・立冬の直前、季節の変わり目のおよそ18日間を指すという「土用」。
さらに、かつての暦では、日にちを十二支(干支)で数えられていたとか。
つまり「土用の丑の日」とは、「土用」の期間のなかの「丑」にあたる日です。
それぞれの季節の変わり目にある「土用の丑の日」ですが、夏のイメージが大きいですよね。
夏の土用の丑の日に食べるとよいとされているのが、うなぎ。
また、うどんや梅干しなど、「う」のつく食べ物もよいといわれています。
夏に旬を迎えるウリなど、さっぱりとして食べやすい食材も多くありますね。
そして、真夏の土用の丑の日の風物詩といえば「足つけ神事」です。
下鴨神社(賀茂御祖神社)の「みたらし祭」で、土用の丑の前後4日間の夕刻に斎行。
境内の「みたらし池」で、今年は7月22日(祝・木)~8月1日(日)におこなわれます。
みたらし池は井上社(御手洗社)の前にあり、池から出ると「みたらし川」とよばれます。
下鴨神社の境内を流れるみたらし川は、土用の時期に川の底などから清水が湧き出るのだとか。
ぷつぷつと湧き上がる清水の泡を団子に見立てたのが「みたらし団子」の始まり。
みたらし団子は下鴨神社が発祥の地といわれています。
土用の丑の日に、みたらし池に足をつけると無病息災のご利益があるとされています。
ロウソクを手に川に入り、足をつけたあとは「御神水(ごしんすい)」をいただきましょう。
足つけ神事で「みたらしの神様」の力をいただき、ウナギも食べて夏を乗り切りたいですね。
下鴨神社(賀茂御祖神社)/しもがもじんじゃ(かもみおやじんじゃ)
京都市左京区下鴨泉川町59
市バス停下鴨神社前下車、徒歩すぐ
「みたらし祭 ー足つけ神事ー」は、7月22日(祝・木)~8月1日(日)の9~20時に斎行。
※コロナ禍のため規模を縮小し、人数が制限されます。
※三密を避けるため、混雑が予想される16~20時を避けて参拝してください。
※状況により、内容が変更される場合があります。
「加茂みたらし茶屋のみたらし団子」 はこちら