毎月3日・4日・5日が「みたらし団子の日」というのを、つい最近知りました。
「み(3)・たら・し(4)・だん・ご(5)」の語呂合わせから制定されたものだとか。
3日間も続いている記念日が毎月あるなんて珍しいですよね。
みたらし団子は、京都の下鴨神社(賀茂御祖神社)が発祥の地といわれています。
「みたらし」とは、下鴨神社境内に流れる「御手洗(みたらし)川」のこと。
鎌倉時代、御手洗川に湧き出る水の泡を模して団子を作ったのが起源とされています。
串先に1つ、少し離して4つ刺した団子は、人間の五体を表しているという説も。
これはかつて、団子を厄除け人形として神前に供えたことに由来するといわれています。
御手洗川といえば、土用の丑のころに行われる「みたらし祭(足つけ神事)」も有名ですね。
井上社(御手洗社)の前の「みたらし池」に足をつけて無病息災を祈る、真夏の風物詩です。
みたらし団子にも厄除けの意味があるなら、大義名分、いくつでも食べてしまいそうです。
下鴨神社に参拝したら、門前の「加茂みたらし茶屋」で、みたらし団子をいただきましょう。
もともと、神前に供えられていたお団子は祈祷後にしょう油を塗って食べられていたそう。
そのお団子にタレをかけて提供したといわれるのが、大正11年創業のこちらのお店です。
自家製の黒糖ベースのタレが団子にたっぷりと絡み、香ばしく上品な味わいがたまりません。
持ち帰り用も用意されているので、「みたらし団子の日」のおみやげにもいかがでしょうか。
下鴨神社(賀茂御祖神社:かもみおやじんじゃ)
京都市左京区下鴨泉川町59
市バス停下鴨神社前から徒歩5分
加茂みたらし茶屋(かもみたらしちゃや)
京都市左京区下鴨松ノ木町53
市バス停下鴨神社前すぐ