BLOGイベント2021.07.23

京都市歴史資料館の特別展「こんにちは京都市電」

明治から昭和にかけて京都のまちを駆け抜け、人々の足として活躍した京都市電。

今年で開業40周年を迎えた京都市営地下鉄は、京都市電の廃止後に建設されました。

懐かしい京都市電のあゆみを記録した公文書「京都市電関係資料」が残されています。

「京都市電関係資料」は、令和3年(2001)3月に京都市有形文化財に指定されました。

その数は877冊にものぼるのだとか。

京都市歴史資料館では、これらの資料のなかから今昔の地図や懐かしい写真などを展示。

11月7日(日)までの期間中、前期と後期にわけてさまざまな資料が紹介されます。

各種模型やジオラマ、一日乗車券、市電切符、系統板、方向幕など興味深いものばかり。

当時、祝いごとの折に車両が装飾されたという「花電車」の図案なども公開されています。

京都市交通局の局内誌『しゃりん』は、昭和43年(1968)~昭和63年(1988)分を展示。

ポケットサイズの複製を館内で閲覧することもできます。

館内では「京都ニュース」「思い出の京都市電」の映像も流れ、当時にタイムスリップ!

市電が生活の足だった人はもちろん、市電を知らない世代にも楽しめる内容となっています。

8月4日(水)は「帰り道に寄りたい、ナイトミュージアム」として、20時まで開館時間を延長。

京都市歴史資料館は入館料無料なので、気軽に足を運べるのもうれしいですね。

また、市電にまつわる多彩なイベントも開催されています。

たとえば、京都市電ゆかりの地をめぐるデジタル・スタンプラリー「京都市電、思い出探訪」。

スマートフォンアプリ「京都遺産めぐり」をダウンロードして楽しむ、3コースが用意されます。

そのほか、京都鉄道博物館琵琶湖疏水記念館京都市考古資料館でも連携企画展が開催中です。

詳細はそれぞれの公式ウェブサイトをチェックしてくださいね。

京都市営地下鉄が開業40周年を迎えたこの年に、京都市電に思いをはせてみてはいかがでしょうか?


京都市歴史資料館(きょうとしれきししりょうかん)
京都市上京区寺町通荒神口下ル松蔭町138-1
市バス停河原町丸太町下車、徒歩5分

京都市歴史資料館について はこちら(京都市情報館のページ)


特別展「こんにちは京都市電 ー京都市電関係資料をひもとくー」
前期「はじめての京都市電 ー初級編」は、6月18日(金)~8月29日(日)に開催。
後期「熱中!京都市電 ー上級編」は、9月3日(金)~11月7日(日)に開催。
いずれも9~17時(月曜、祝休日は休み) ※8月8日(水)は20時まで開館。


スマートフォンアプリ「京都遺産めぐり」 についてはこちら


「路面電車の日」と「京都市電」 はこちら

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