下鴨神社(賀茂御祖神社)で8月1日(日)まで斎行されている「みたらし祭 ―足つけ神事―」。
この機会に、「みたらし祭」や「矢取神事」といった「夏越神事」について学んでみませんか?
現在、下鴨神社の一の鳥居北側に建つ「鴨社資料館 秀穂舎」が特別公開されています。
7月10日(土)~9月30日(木)の期間限定で、特別展「下鴨の清流 祈りと文化」が開催中。
下鴨の清流と祈りの場で斎行される「夏越神事」にまつわる資料が展示されています。
この特別展は、第46回「京の夏の旅」文化財特別公開の一環としておこなわれるもの。
下鴨神社の国宝・本殿と、"神様の台所"とよばれる重要文化財の大炊殿も拝観できます。
予約優先制のため、見学を希望する人は「京都観光Navi」の公式ウェブサイトから申し込みを。
当日、定員に空きがあれば、予約なしでも拝観できるかもしれません。
鴨社資料館 秀穂舎は、もとは下鴨神社の学問所の絵師だった浅田家の社家邸宅でした。
かつてこの一帯には下鴨神社の神職が住み、上賀茂のように社家の町並みが広がっていたとか。
現在はこちらの旧浅田家と、下鴨神社の神職を務めた鴨脚家(いちょうけ)の邸宅のみに。
邸宅として現存するのは、葵橋東詰の北に建つ鴨脚家のみとなりますね。
鴨社資料館 秀穂舎では、社家での日々の暮らしが再現された資料も展示されています。
旧浅田家の建物は、内部はもちろん、門の外も見どころがいっぱい。
たとえば、下鴨神社の表参道に面して建つ「華表門(かびょうもん)」は鳥居の形に。
軒下には鴨社(上賀茂神社・下鴨神社)の神紋であるフタバアオイと、鴨の彫刻が見られます。
また、門の脇に建つ石人の文官は、この場所が学問関係者の邸宅だったことを示しているとか。
上賀茂と並ぶ社家として発展した、下鴨の往時に思いをはせてみてはいかがでしょうか?
8月2日(月)より、京都府に「まん延防止等重点措置」が適用されることが決定しました。
内容が変更になる場合があるので、事前に「京都観光Navi」の公式ウェブサイトで確認を。
来場の際はマスクを着用し、アルコールで手を消毒するほか、係員の方の指示に従ってください。
京都観光オフィシャルサイト 京都観光Navi 公式ウェブサイト
https://ja.kyoto.travel/
第46回「京の夏の旅」(ネット予約)のページhttps://ja.kyoto.travel/specialopening/summer/2021/
鴨社資料館 秀穂舎(かもしゃしりょうかん しゅうすいしゃ)
京都市左京区下鴨宮河町55-1(下鴨神社・一の鳥居北側)
京阪出町柳駅から徒歩3分
土用の丑の日と「みたらし祭 ―足つけ神事―」 はこちら
※「みたらし祭 ―足つけ神事―」は8月1日(日)までの開催です。