BLOGまち歩き2022.01.27

先斗町で楽しめる「路地水族館」

江戸時代から続く京都の花街のひとつ「先斗町(ぽんとちょう)」。

鴨川の西側、四条通から三条通の南まで南北を走る、500メートルほどの細い通りです。

東西にはさらに大小さまざまな路地がのび、おもに2階建ての伝統的建造物が建ち並んでいます。

その路地のひとつに出現しているのが「路地水族館」。

水槽や桶が並べられ、金魚や鯉などが泳いでいるようすをのぞくことができます。

路地にあるため、早朝でも昼間でも夜でも見学できるのも路地水族館の魅力。

日が暮れ始めるとライトアップされ、幻想的な雰囲気がただよいます。

「エサ代募金箱」も設置されているので、気持ちを入れてみてはいかがでしょうか。

24時間見学できるとはいえ、マナーを守って楽しみましょう。

路地水族館_リサイズ2.jpg

路地水族館を手がけているのは、うさぎのアトリエ「ぴょんぴょこぴょん」。

この路地にあるお店で、店内にはうさぎの雑貨がずらりと並んでいます。

お店で出迎えてくれるのは、季節の装いをした信楽焼の「うさ吉」と「ちび吉」。

世の中が落ち着いたら、路地水族館とあわせて立ち寄ってみたいですね。

先斗町のシンボルといえば、紋章として知られる「千鳥」。

提灯などにあしらわれた千鳥とともに、路地水族館やうさぎの雑貨を探してみませんか?

路地水族館_リサイズ3.jpg

先斗町といえば、無電柱化で舗装も新しくなりました。

四条通の入口には「先斗町」の石柱が建てられ、塗装には真ちゅうの千鳥がちりばめられています。

撤去された電柱は、先斗町公園の前のベンチとして活用されていますよ。

また、先斗町通の路地のいくつかは、西側の木屋町通へ通り抜けることができます。

これまで、路地に「通りぬけできます」「通りぬけられまへん」の木札が掛けられていました。

しかし、老朽化などにより、木札がなくなっている路地も増えているのだとか。

そこで、今回の舗装で、通り抜ける路地の前の敷石に千鳥のマークがあしらわれたのです。

千鳥のマークがあれば「通り抜けられる路地」。

千鳥のマークがなければ「通り抜けられない路地」。

「通り抜けられるのかな?」と思ったときは、足もとの敷石をチェックしてみてくださいね。


路地水族館(ろじすいぞくかん)
京都市中京区先斗町通四条上ル下樵木町207番地(ぴょんぴょこぴょんの北隣)
京阪祇園四条駅から徒歩5分

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