10月だというのに、昼間は季節外れの暑さが続きますね。
汗をかいたあとも体は冷えているので、お風呂にゆっくり入って温まりたいものです。
たまには銭湯の暖簾をくぐって、非日常感を味わってみてはいかがでしょうか?
10月10日は、その語呂合わせから「銭湯の日」に制定されています。
今回は、京都大学の近くにあり、京大生も通うという「銀座湯」をご紹介します。
6年間の休業を経て、2020年2月に待望のリニューアルオープン。
先代のご夫婦の跡をお孫さんが継ぎ、地元の人たちで再びにぎわいを見せています。
カウンター型の番台や休憩所が新設され、レトロさを残しながら清潔感のある脱衣場に改装。
開放感あふれる浴室で、深風呂、ジェット風呂、水風呂、電気風呂、薬湯、サウナを楽しめます。
洗い場に並ぶ鏡の中には京大のサークルの広告もあり、京大生の御用達なのも伝わってきます。
そして、この銀座湯の暖簾、ほかの銭湯にはないデザインだと思いませんか?
京都タワーや大文字山などの名所の真ん中に、メガネが大きく描かれています。
これは、お孫さんが銀座湯を継ぐまでメガネ店で勤務していたことに関係があるようです。
銀座湯では、入浴した人限定でメガネの洗浄サービスもおこなわれています。
受付時間とメガネの種類は限定されますが、プロの仕上げでピカピカにしてもらえるとか。
メガネをかけている人にとっては、身体の一部であるメガネ。
お風呂上りにメガネまでさっぱりする銭湯は、京都では銀座湯だけかもしれません。
のれんと同じメガネがデザインされたタオルの販売もあり、メガネへの愛を感じます。
また、10月10日(日)・22日(金)には、毎月恒例の「生糀(なまこうじ)風呂」も実施。
東山二条の「茶と糀つきあかり」とのコラボ風呂で、ツルスベのお肌を体感できそうです。
秋の夜長、たっぷりのお湯に身をゆだね、物思いにふけるのも一興ですね。
銀座湯(ぎんざゆ)
京都市左京区吉田近衛町26-7
市バス停近衛通から徒歩2分