BLOGまち歩き2021.08.05

野球関係者も参拝する「狸谷山不動院」

「東京オリンピック2020」の野球競技で、8月4日、日本代表の決勝進出が決定しました。

プロ野球や高校野球も開催される時期で、自宅での野球観戦も日本の夏の風物詩のひとつですね。

そんな気分を盛り上げるように、8月9日は「野球の日」です。

「8(や)」「9(きゅう)」の語呂合わせと、高校野球のシーズンであることから制定されたとか。

この夏の高校野球も出場校が決定し、いよいよ「野球の日」の8月9日に開幕を迎えます。

また、8月18日は「高校野球記念日」に制定されているのをご存じでしょうか?

現在の「全国高校野球選手権大会」の前身にあたる「全国中等学校優勝野球大会」。

同大会の初回が、大正4年(1915)8月18日に大阪の豊中球場で実施されたことが由来です。

会場が甲子園大運動場(現在の阪神甲子園球場)に移ったのは、大正13年(1924)のこと。

そして、昭和23年(1948)より「全国高校野球選手権大会」に名称が変更されたそうです。

日本のプロ野球の誕生は昭和9年(1934)なので、高校野球の歴史の方が長いのですね。

タヌキダニと阪神_リサイズ3.jpg

さて、京都にも野球選手などスポーツ関係者が参拝する神社やお寺があります。

そのなかから、一乗寺にある「狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)」をご紹介します。

江戸時代の剣豪・宮本武蔵が修行したとされる滝が境内に残る、真言宗修験道のお寺です。

「タヌキダニのお不動さん」として親しまれ、境内には無数のタヌキの焼き物が点在。

タヌキは「他抜き」に通じることから、スポーツ選手たちの信仰が厚いのだそう。

焼き物のタヌキがずらりと並ぶなかに建っているのは、阪神タイガースの「優勝記念」の石碑。

同球団の投手として活躍した小林繁氏による「階段登り お百度参拝記念」の石碑も並んでいます。

「階段登り」とは、狸谷山不動院の本堂まで続く250段の「健康階段」をのぼって参拝すること。

日本を代表する剣豪や投手の精神力にあやかって、長い坂道と250段の階段をのぼりませんか?

参拝の際は体調を万全に、歩きやすい靴や服装でお出かけを。

出向くのが難しい人には、お守りやお札などの授与品を郵送で受付けてもらえます。

詳細は、狸谷山不動院の公式ウェブサイトで確認してください。


狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)
京都市左京区一乗寺松原町6
叡山電車一乗寺駅から徒歩15分

http://www.tanukidani.com/

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