「東京オリンピック2020」の野球競技で、8月4日、日本代表の決勝進出が決定しました。
プロ野球や高校野球も開催される時期で、自宅での野球観戦も日本の夏の風物詩のひとつですね。
そんな気分を盛り上げるように、8月9日は「野球の日」です。
「8(や)」「9(きゅう)」の語呂合わせと、高校野球のシーズンであることから制定されたとか。
この夏の高校野球も出場校が決定し、いよいよ「野球の日」の8月9日に開幕を迎えます。
また、8月18日は「高校野球記念日」に制定されているのをご存じでしょうか?
現在の「全国高校野球選手権大会」の前身にあたる「全国中等学校優勝野球大会」。
同大会の初回が、大正4年(1915)8月18日に大阪の豊中球場で実施されたことが由来です。
会場が甲子園大運動場(現在の阪神甲子園球場)に移ったのは、大正13年(1924)のこと。
そして、昭和23年(1948)より「全国高校野球選手権大会」に名称が変更されたそうです。
日本のプロ野球の誕生は昭和9年(1934)なので、高校野球の歴史の方が長いのですね。
さて、京都にも野球選手などスポーツ関係者が参拝する神社やお寺があります。
そのなかから、一乗寺にある「狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)」をご紹介します。
江戸時代の剣豪・宮本武蔵が修行したとされる滝が境内に残る、真言宗修験道のお寺です。
「タヌキダニのお不動さん」として親しまれ、境内には無数のタヌキの焼き物が点在。
タヌキは「他抜き」に通じることから、スポーツ選手たちの信仰が厚いのだそう。
焼き物のタヌキがずらりと並ぶなかに建っているのは、阪神タイガースの「優勝記念」の石碑。
同球団の投手として活躍した小林繁氏による「階段登り お百度参拝記念」の石碑も並んでいます。
「階段登り」とは、狸谷山不動院の本堂まで続く250段の「健康階段」をのぼって参拝すること。
日本を代表する剣豪や投手の精神力にあやかって、長い坂道と250段の階段をのぼりませんか?
参拝の際は体調を万全に、歩きやすい靴や服装でお出かけを。
出向くのが難しい人には、お守りやお札などの授与品を郵送で受付けてもらえます。
詳細は、狸谷山不動院の公式ウェブサイトで確認してください。
狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)
京都市左京区一乗寺松原町6
叡山電車一乗寺駅から徒歩15分