BLOGまち歩き2021.04.30

「蹴上のつつじ」が花盛り

今年のゴールデンウイークもおうち時間が増えますね。

ウェブ上で旬の京都をお楽しみいただければうれしいです。

コロナ禍でも四季折々の花は咲き、「蹴上(けあげ)のつつじ」も花盛りを迎えています。

蹴上浄水場内のツツジで、例年より1週間ほど早い開花なのだとか。

残念ながら、今年はゴールデンウイークの一般公開はありません。

場内も立ち入り禁止ですが、場外から群生するツツジを愛でることはできます。

その数は4800本といわれ、地下鉄蹴上駅から三条通を東に沿って見どころが続きます。

蹴上のツツジ_リサイズ1.jpg粟田山の山麓に広がる、蹴上浄水場。

日本初の急速ろ過式浄水場として、明治45年(1912年)から給水が開始されました。

傾斜地に建てられた施設のため、斜面が崩れないようにツツジが植えられたのだとか。

「蹴上のつつじ」は、大正時代から京都市民に人気の名所だったそうですよ。

今年は間近で見ることは叶いませんが、変わりなく山肌を彩るツツジに元気をもらえます。

丸くなるように刈り込むなど、手入れをしてくださっている職員さんにも感謝です。

ツツジ全体の花言葉は「節制」「節度」「慎み」「自制心」など。

まさに、コロナ禍の心がまえとして大切なことばかりですね。

蹴上のツツジ_リサイズ2.jpg


蹴上浄水場(けあげじょうすいじょう)
京都市東山区粟田口華頂町3
地下鉄蹴上駅からすぐ


2021年の「蹴上のつつじ」の一般公開はありません。場内への立ち入りも禁止されています。

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