先日の「きょうのちしん」でご紹介した真如堂(真正極楽寺)。
真如堂の山門から西に進んだ先に建つ京都 神楽岡・宗忠神社は、知る人ぞ知る桜の名所です。
この季節、正参道の鳥居の先は桜のアーチができ、石段の上から大文字を望む絶景スポット。
鳥居もこちらの神社の名前を冠して「宗忠鳥居」とよばれ、日本の主な鳥居の形式のひとつとか。
さらに、鳥居の前で参拝者を出迎えてくれる狛犬は逆立ちをしているなど、見どころが満載です。
京都 神楽岡・宗忠神社は、岡山県の黒住教の教祖・黒住宗忠をまつるため文久2年(1862)に創建。
そのことから、逆立ちの狛犬は岡山県の特産品である備前焼で作られているとか。
逆立ちで備前焼の狛犬は全国でも珍しいものの、なぜ制作されたのかは謎に包まれているそう。
さらに、社務所では"生きている狛犬"として愛されている、白い犬のコロが出迎えてくれます。
犬が好きな人は、狛犬や忠犬に会いに、ぜひ参拝してみてはいかがでしょうか。
また「オンライン参拝」も受け付けられ、自宅にいながらにしてご祈念を受けることができます。
予約制なので、ご祈念を受けたい人は京都 神楽岡・宗忠神社の公式ウェブサイトで確認を。
桜のアーチは、京都 神楽岡・宗忠神社の北門の向かいにある竹中稲荷社の参道にも。
本殿や拝殿まで連なる朱色の鳥居と石造りの鳥居に、淡いピンクの桜が色を添えています。
吉田神社の末社ですが、かつては独立し、吉田神社より古くからあるとか。
竹中稲荷社の境内からも大文字山を見渡すことができますよ。
京都 神楽岡・宗忠神社(きょうと かぐらおか むねただじんじゃ)
京都市左京区吉田下大路町
市バス停錦林車庫前下車、徒歩10分