近畿エリアの桜シーズンの先陣を切り、京都で3月16日に桜の開花が観測されました。
平年より12日も早く、観測がスタートした昭和28年(1953)以降でもっとも早い記録だとか。
まだまだ落ち着かない世の中ですが、本格的な春の訪れは心を明るくしてくれますよね。
自然豊かな洛北エリアのなかでも、「宝が池公園」は知る人ぞ知る桜の名所。
比叡山や隣接する国立京都国際会館と、枝垂れ桜やソメイヨシノなどの競演が見られます。
全体的な見ごろはまだ少し先ですが、広大な自然公園で、密にならずに桜見物を楽しめますよ。
宝が池公園は、京都市営地下鉄烏丸線の終着・始発駅の、国際会館駅から歩いて15分ほど。
叡山電車の宝ケ池駅からは歩いて5分ほどの場所に広がる、地元の人の憩いの場です。
公園の中央にある宝が池は、江戸時代中期にかんがい用のため池として作られたのが始まりだとか。
現在は敷地内に「桜の森」「しょうぶ園」「憩いの森」「子どもの楽園」などが整備されています。
四季折々の豊かな自然に囲まれ、池の周囲に整備された遊歩道の散策も気持ちのよい季節。
宝が池の北西にはボート乗り場があり、ボートをレンタルすることができますよ。
手でこぐクラシカルなボートで1時間、のんびり舟遊びを楽しむもよし。
足でこぐラッキーボートで30分、サイクリング気分も味わうのもよし。
コイやカモといった水辺の生き物も生息する、まさに都会のオアシスです。
道幅がゆったりとした遊歩道、広々とした池の上と、他人と密にならないのもうれしいところ。
人のいないところでマスクをはずして思いきり深呼吸したくなる、気持ちのよい場所です。
宝が池公園(たからがいけこうえん)
京都市左京区上高野流田町8
地下鉄国際会館駅5番出口から徒歩15分、または叡山電鉄宝ケ池駅より徒歩5分