BLOGまち歩き2021.01.06

錦天満宮の「非接触祓鈴装置」

新年おめでとうございます。

本年も「きょうのちしん」をよろしくお願いいたします。

このお正月、丑年にあやかって天神さんへお参りした人も多いのではないでしょうか。

私は錦市場の東端、新京極商店街の中に建つ「錦天満宮」へ。

密を避けるため、三が日を過ぎてから参拝しました。

鳥居の両端がビルの壁を貫通していることでも知られる「錦の天神さん」。

境内のユニークな仕掛けも見どころです。

まずは、人の気配で神楽が鳴り、獅子舞が動く「からくりおみくじ」。

初穂料を入れるとおみくじを運んでくれる獅子の姿に、笑みがこぼれます。

そして、ボタンを押すと拍子木の音が聞こえ、紙芝居が始まる「紙芝居ロボット」。

御祭神・菅原道真公のご誕生から錦天満宮の由緒を、イラストと音声で紹介してくれます。

また、このコロナ禍で気持ちよく参拝できる工夫も見られました。

お賽銭箱の前には「非接触祓鈴」が置かれ、手をかざすと鈴の音が鳴る仕組みに。

鈴尾に手を触れずに神拝することができるようになっています。

さらに手水舎は、ひしゃくを使わず竹筒を通して手で水を受けられるように。

このご時世に配慮された工夫の数々に頭が下がる思いです。

境内の「撫で牛」も、今は心の中でなでることでご利益を授かることができそうですね。


錦天満宮(にしきてんまんぐう)
京都市中京区新京極通四条上ル中之町537
阪急京都河原町駅から徒歩3分

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