京都や関西の夏の定番ドリンクといえば、ひやしあめ。
ひやしあめとは、麦芽の水あめをお湯で溶かして生姜を加え、水と氷で冷やした飲み物です。
専用の機械からカップに注いでもらい、グイッと飲み干すと暑さが吹き飛びます。
暦の上では立秋を過ぎたとはいえ、猛暑続きでまだまだ冷たいものが恋しい季節。
和菓子店や茶店の店頭では、「ひやしあめ」の暖簾(のれん)が揺れています。
最近は、京都でも店頭で昔ながらのひやしあめを飲めるお店が少なくなってきました。
錦市場の「畑野軒老舗」では、500mlのペットボトルに自家製のひやしあめを入れて販売。
冷凍された状態で提供されるので、保冷剤代わりにしながら溶けごろを飲むことができます。
伏見稲荷にある「青山たばこ店」でも、ひやしあめが夏の風物詩。
伏見稲荷大社の参拝帰りなどに涼をとるのにおすすめの、レトロなお休み処です。
また、夏季に限らず、1年を通してひやしあめを楽しめるお店もあります。
岩井製菓が手がける「とにまる」では、こだわりの米あめを使って作る「ひやしあめ」を提供。
なかでも「とにまる うじばし通店」は、ひやしあめに特化した専門店です。
「ひやしあめ」の暖簾を見かけたら、暑気払いの一杯を求めてみてはいかがでしょうか?
「青山たばこ店」や「とにまる」では、ホットな「あめ湯」を味わうこともできますよ。
畑野軒老舗(はたのけんろうほ)
京都市中京区錦小路通高倉東入ル(錦市場内)
阪急烏丸駅・地下鉄四条駅から徒歩3分
青山たばこ店
京都市伏見区深草開土口町22
JR稲荷駅から徒歩8分
とにまる うじばし通店
宇治市宇治妙楽171-21(宇治橋通商店街内)
京阪宇治駅から徒歩6分
今も昔も、底冷えの京都で愛される「あめ湯」とは? はこちら