先日「きょうのちしん」でご紹介した「水田玉雲堂」。
応仁の乱直後の創業と伝わる、御靈神社(上御霊神社)門前の唐板(からいた)店です。
京都の人にとって、「先の戦争」が応仁の乱を指すのは定説といわれています。
その応仁の乱勃発の地となったのが、御靈神社(上御霊神社)とされています。
室町時代、文正2年(1467)1月に、御靈神社の御霊の森で行われた合戦がきっかけだとか。
争いは11年にもわたって続き、京都中が焼け野原になったことはご存じのとおり。
その痕跡を伝える石碑が、御靈神社の境内に残されています。
元の元号の「文正」は縁起が悪いとのことで、合戦が始まった年の3月に「応仁」に改元されました。
また、京都の伝統行事「御霊会(御霊祭)」は上御霊神社が発祥ともいわれています。
御靈神社周辺では毎年5月1~18日に行われ、子ども神輿などでにぎわいます。
※2020年はコロナウイルス拡散防止のため、御霊会の開催が中止になる可能性があります。
御靈神社(上御霊神社)/ごりょうじんじゃ(かみごりょうじんじゃ)
京都市上京区上御霊前通烏丸東入ル
地下鉄鞍馬口下車から徒歩3分
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