おうちにこもり、家族の団らんも増えているこの春。
この機会に、一族の象徴である家紋について家族で共有したり調べてみるのはいかがでしょう?
家族と離れて暮らしている人は、実家やご先祖様に思いを馳せるひとときにしてみませんか?
家紋は、平安時代に宮中に出入りしていた牛車につけられていた紋が起源といわれています。
平安時代の公家、鎌倉~室町時代の武家、江戸時代に入ると庶民にも広がりました。
時代ごとに家紋のデザインや用途に特色があり、いろいろ調べるてみると興味深いですよ。
一族の象徴として先祖より子孫へ、日本のすべての家で受け継がれてきたものとされる家紋。
家紋を知ることで一族意識が高まり、おうちで過ごす時間にも深みを感じられることでしょう。
我が家の家紋が不明な場合は、オリジナルの家紋を考えると家族の絆がより深まるかもしれません。
家紋そのものには著作権がなく公的な届出も不要なので、最近は個人紋を作る人も多いとか。
烏丸二条の「岡崎印房」では、店頭に家紋スタンプがずらりと並んでいます。
店頭や店内にない家紋はオーダーもできるようです。
まちを歩くと、家紋だけでなく神社の社紋や神紋、お寺の寺紋や宗紋にもあちこちで出会えます。
たとえば「本能寺」の屋根瓦には、寺紋である「丸結雁金紋」が施されています。
おうちごもりの今のうちに紋の知識を深めると、今後のまち歩きがさらに楽しくなりそうです。