京都には洋食の名店も数多くあります。
明治時代は一般人には手の届かなかった本格的な洋食も、大正時代に大衆向けにアレンジ。
日本人向けの気軽に楽しめるランチの普及とともに、洋食店が続々とオープンしました。
中でも下鴨エリアには、昔ながらの洋食の名店が立ち並んでいます。
今回ご紹介するのは、下鴨本通から1本西に入った下鴨中通にたたずむ「洋食 のらくろ」。
昭和9年(1934)創業で、店名は昭和の名作漫画「のらくろ」にちなんで名づけられたそう。
ハンバーグやエビフライ、カニクリームコロッケなど、洋食の王道を多彩な定食で楽しめます。
おすすめは、ハンバーグとエビフライ、カニクリームコロッケがセットになった「B定食」。
生パン粉をまぶして揚げたフライはサクサクで口当たりが軽く、ハンバーグはジューシー!
大きなエビフライもプリプリで、自家製のタルタルソースが添えられています。
また、ランチタイムのみに提供される「トルコライス」も、名物のひとつ。
チキンライスに半熟玉子と薄切りのカツがのった、"のらくろのオムライス"です。
濃厚なコーンスープとも相性抜群で、思い出すたびに食べたくなるひと皿です。
洋食 のらくろ
京都市左京区下鴨宮崎町69
市バス停糺の森下車、徒歩すぐ
※残念ながら、2020年12月27日で閉店されました。