四条烏丸のビルの一角に、祇園祭の宵々山から還幸祭にかけて開放される井戸があります。
烏丸通の東側、蛸薬師通と錦小路通の間にある「御手洗井(みたらいい)」。
普段は木の柵で閉鎖されてひっそりとしているため、気づかずに通り過ぎている人も多いのでは?
例年、7月14日に提灯やしめ縄が飾られ、15日の早朝に井戸開きが行われます。
井戸開きのあと、24日までは井戸から湧き出る名水で手を清め、のどを潤すことができます。
コロナ禍にある今年は山鉾巡行や神輿渡御などは行われず、御手洗井も開放されていないようです。
周辺の町名「手洗水町(てあらいみずちょう)」の由来にもなった、由緒ある御手洗井。
来年は無事に祇園祭が執り行われ、井戸も開かれるよう願うばかりです。
御手洗井(みたらいい)
京都市中京区烏丸通蛸薬師下ル手洗水町