BLOG歳時記2020.07.16

祇園祭期間にだけ開放される「御手洗井」とは?

四条烏丸のビルの一角に、祇園祭の宵々山から還幸祭にかけて開放される井戸があります。

烏丸通の東側、蛸薬師通と錦小路通の間にある「御手洗井(みたらいい)」。

普段は木の柵で閉鎖されてひっそりとしているため、気づかずに通り過ぎている人も多いのでは?

例年、7月14日に提灯やしめ縄が飾られ、15日の早朝に井戸開きが行われます。

井戸開きのあと、24日までは井戸から湧き出る名水で手を清め、のどを潤すことができます。

コロナ禍にある今年は山鉾巡行や神輿渡御などは行われず、御手洗井も開放されていないようです。

周辺の町名「手洗水町(てあらいみずちょう)」の由来にもなった、由緒ある御手洗井。

来年は無事に祇園祭が執り行われ、井戸も開かれるよう願うばかりです。


御手洗井(みたらいい)
京都市中京区烏丸通蛸薬師下ル手洗水町

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