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2021.03.04
八重咲の紅梅と「下御霊なごみ市」
3月に入って、京都も一気に春めいてきました。この春も宴会は難しそうですが、ひとりや少人数で心静かに花見を楽しむのもよいものです。各地で梅や桃の花が見ごろを迎え、早咲きの桜も目を楽しませてくれています。寺町丸太町の下御霊神社では、八重咲の紅梅が小さな境内に春を運んでいました。下御霊神社では、3月6日(土)・20日(土・祝)に「下御霊なごみ市」がおこなわれます。当日は境内に生花や古道具、日本画、野菜、京飴、パン、京都・亀岡産のお米などのブースが出店。京都のフジバカマを保全育成している「源氏藤袴会」による、フジバカマのコスメも並ぶ予定です。フジバカマは京都に自生する野生種で、準絶滅危惧種といわれている花。平安時代の貴族も身につけていたという花の香りを通して、フジバカマを身近に感じてみませんか?下御霊神社は京都御所の南東角にあり、寺町通など周辺を散策するのもおすすめですよ。下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)京都市上京区寺町通丸太町下ル信富町324京阪神宮丸太町駅から西へ徒歩5分「下御霊なごみ市」は3月6日(土)・20日(土・祝)の10~16時ごろに開催。※感染症の拡大や荒天の場合は、変更または中止となります。毎年10月に開催される「藤袴祭」についてはこちら
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2021.03.02
「杉本家住宅」が大屋根の葺き替え工事へ
明治3(1870)年4月23日に棟上げされ築150年となる重要文化財の京町家「杉本家住宅」で、建築以来初めてとなる大屋根の葺き替え工事が2021年秋から行われることになりました。 これは、公益財団法人奈良屋記念杉本家保存会が杉本家住宅(京都市下京区)で3月1日に開いた記者会見で発表したものです。工期は2年間の予定で、15,000枚の瓦を全て下ろして使えるものと破損したものに分けて、新たに焼成したものを加えて葺きなおすということです。その際、葺き土を使わないで瓦を固定する工法で屋根の軽量化をはかり、耐震対策を強化することにしています。総工費は屋根の葺き替えと合わせて行う耐震補強工事なども合わせて2億円で、国庫から補助される金額を除いた4,000万円を保存会でまかないます。 保存会では寄付金をその一部に充てることにしていて、資金提供した人の名前は「寄付者芳名録」に記載され、杉本家に伝わる古布で表装して誂えた帙(ちつ)と呼ばれる覆いに包まれて土蔵で永年保存されるということです。またクラウドファンディングもスタートしていて、寄附金額に応じて「オリジナル手摺り絵はがき」などのオリジナルグッズや、新しい瓦に名前を記載するなどのリターンも用意されています。「杉本家住宅」大屋根瓦葺き替えクラウドファンディングhttps://the-kyoto.en-jine.com/projects/sugimotoke 綾小路通りに面する杉本家住宅は間口30メートル奥行き50メートルと洛中最大級の町家で、その技術性・意匠性はともに高い評価を受けています。平成2年(1990年)2月に京都市有形文化財の指定を受けた同住宅は、平成22年(2010年)6月に国の重要文化財に指定され、この建物内外の庭も「京町家の庭」として平成23年(2011年)2月に国の名勝指定を受けています。何より貴重なのは、杉本家は今現在も10代にわたってそこに住み続け、凛とした佇まいを失うことなく生活を繋いで守り続けている"生きた町家"だということなのです。 杉本家住宅では、春の一般特別公開(有料)として3月2日から3月14日までと3月20日から3月28日までの日程で「雛かざり展」を企画していて、杉本家に伝来する江戸時代の雛人形などを飾るということです。保存会の杉本千代子代表理事は「コロナ禍で心が不安なときに、昔から何も変わらないこの空間を訪ねてホッとしてほしい。」と話していました。杉本家住宅 特別公開「雛かざり展」http://www.sugimotoke.or.jp/2021/01/13/202103/ 【日程】前期:2021年3月2日(火)~3月14日(日) 休館日:3/8(月) 後期:2021年3月20日(土)~3月28日(日) 休館日:3/22(月) 開館時間:10時~17時(最終受付16時半)【料金】おとな1,500円、高校生以下800円重要文化財 杉本家住宅京都市下京区綾小路通新町西入ル矢田町116番地電話:075-344-5724阪急「烏丸」駅 徒歩5分、京都市営地下鉄「四条」駅徒歩5分
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2021.03.02
「町家の日」イベントが開催
京都の町家といえば、「うなぎの寝床」とよばれる、間口が狭く奥行きが長い間取り。「格子(こうし)」「虫籠窓(むしこまど)」「鍾馗(しょうき)さん」などの意匠。京都の人々の暮らしの知恵や工夫、美意識がいたるところに詰まった伝統建築です。3月8日は、全国的に「町家の日」に制定されています。3月の英語「マーチ(March)」に、8日の8を「や」と読んで「町家(マーチヤ)の日」だとか。「町家の日ウィーク」の3月1日(月)~8日(月)には、全国で町家の日イベントがおこなわれます。今回は、京都の町家で開催されるイベントをご紹介します。3月6日(土)は「おおきに迎賓館」の「すし ふく吉」による「太巻き料理教室」(有料)。「おくどさん」で炊いたご飯を使った太巻きを作り、ふく吉の自慢の空間で試食できます。3月6日(土)・7日(日)は「うま~くヌレールLABO京都」の「漆喰の塗り体験教室」(無料)。専門スタッフと漆喰の簡単な塗り方を楽しく体験できる、予約制の体験会です。3月8日(月)は「日本の風」にて展示会「Shokunin」(無料)。2020年に出版されて好評を博した、日本の職人さんにまつわる本が展示されます。さらに今年は、3月4日(木)に、オンラインイベント「うつ消し風水茶会」(有料)も。自宅にいながら専門のカウンセラーと心の問題について話し、心を軽くしてみませんか?Instagram上では「京町家での暮らしがわかる写真」をテーマにしたフォトコンテストの開催も。それぞれのイベントの詳細は、「町家の日」の公式ウェブサイトで確認してください。2020年は新型コロナウイルスの影響で中止となってしまった「町家の日イベント」。2021年は規模を縮小して開催されるので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。「町家の日」イベントの詳細はこちらからhttps://machiyanohi.jp/
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2021.03.01
仁和寺で芸術祭「御室花まつり2021~心を豊かに~」
世界遺産(世界文化遺産)に登録されている仁和寺(京都市右京区)で、「御室花まつり2021~心を豊かに~」と題した芸術祭が行われます。 「御室桜」と呼ばれる桜の名所としても有名な仁和寺は、仁和4年(888年)に建立された真言宗御室派の総本山の寺院で、皇室とゆかりの深い寺(門跡寺院)として知られています。その仁和寺が発信する芸術祭「御室花まつり2021~心を豊かに~」には、コロナ禍の苦しい毎日の中で芸術の力を感じてもらいたいという気持ちや、アートと古典文化を引き合わせることで、新たな文化財の創出や技術の継承とする目的が込められています。 このプロジェクトは2021年から3年間に渡って実施され、2021年は3月20日(土)~5月9日(日)の予定で主に東京藝術大学卒業・修了したアーティスト7名による5つのステージが企画されています。■第一ステージ「彫刻」 期間:2021/3/20~3/28 アーティスト:山口桂志郎■第二ステージ「デザイン」 期間:2021/3/30~4/4 アーティスト:猪飼俊介■第三ステージ「染色」 期間:2021/4/8~4/18 アーティスト:関水美穂■第四ステージ「先端芸術」 期間:2021/4/20〜4/25 アーティスト:折原智江■第五ステージ「日本画」 期間:2021/4/29〜5/9 アーティスト:本多翔 このプロジェクトについて仁和寺は、「日本文化を牽引するアーティストの新しい美意識が、新旧の『心』『技』『文化』とひとつとなることで、継承にもつながると考えます」としています。京都 仁和寺 御室 芸術 4.8 Project https://ninnaji.jp/art_project/
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2021.02.26
"黙浴"と「ちいさな銭湯展」
毎月26日は「風呂の日」ですね。現在、全国の銭湯では、感染症対策として黙ってお風呂に入る「黙浴」が推進されています。京都・むらさき湯、大阪・湯処あべの橋、名古屋・へいでん温泉では「だるまだまる」を考案。「だるま」がモチーフの「黙浴」のキャラクターで、「黙門来福」との呼びかけも。無言で壁面座禅し続けて悟りをひらいたという、だるま(達磨大師)にちなんでいるのだとか。心静かに入浴することで、今まで見過ごしてきた景色にも出合えるかもしれません。現在、「黙浴」しながら楽しめる「ちいさな銭湯展 in 京都」が、むらさき湯で開催されています。3月14日(日)までの期間中、浴室内に銭湯好きの3名のアーティストによるコラボ作品を展示。銭湯をテーマにした「はんこ」「タイルアート」「ミニチュア模型」が出迎えてくれます。湯船につかりながら眺める作品の数々は、「黙浴」のひとときを豊かにしてくれることでしょう。また、日替わり湯が人気のむらさき湯では、2月26日(金)~28日(日)に「ボンタン湯」が登場。鹿児島・阿久根の特産品であるボンタンが湯船に浮かび、南国の香りに包まれる3日間です。「風呂の日」の26日(金)は小学生以下の入浴料が無料なので、親子で「黙浴」体験もいかが?番台では「ボンタンアメ」や「ぼんたん漬」などの特産品も販売されるそうですよ。創業90年を数えるむらさき湯は、番台に看板犬や看板猫が座っていることもあるという名物銭湯。現代アートやレトロ建築も楽しめるとあって、"入浴できる美術館"ともいえるかもしれません。シャンプーやレンタルタオルなどがついた、お得な「手ぶらセット」があるのもうれしいですね。むらさき湯京都市北区紫野東御所田町15アクセス:市バス停北大路堀川下車、徒歩3分「ちいさな銭湯展 in 京都」は3月14日(日)まで(月曜は休み)。※入浴料が必要です。
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2021.02.02
トークショー「空想の仏像展~疫病退散のみほとけ~」を配信
仏像好き女性芸人が自分が理想とする仏像展について語るトークショーが2月3日(水)にライブ配信されました。MBS京都プロジェクト室の阿部成樹室長がコーディネーターを務め、京都のお寺の仏像のことも熱く語られました。 元アイドルにして仏像を愛してやまない芸人、みほとけさん。もしも、彼女の理想が詰め込まれた、仏像展が開催されたなら...。空想の展示室に並んだ、理想の仏像たち。ここだけの展示方法でそれぞれの仏像の美しさ、優しさ、力強さを紹介し、そこに込められた「疫病退散」への願いについて語ります。この「空想の仏像展」を「理想の仏像展」として実現させたいと思う90分です!「水曜トークショー」のページでアーカイブされた動画を視聴することができます。みほとけプレゼンツ 空想の仏像展~疫病退散のみほとけ~(出演)みほとけ(仏像好き芸人)×阿部成樹(MBS京都プロジェクト室)【水曜トークショー】https://www.mbs.jp/plaza/talkshow/
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2020.12.31
京都で異国を味わう④ 堂本印象美術館「憧れのヨーロッパ旅行」
旅行もままならないこの冬、美術館でヨーロッパ旅行気分を味わってみませんか?京都府立堂本印象美術館にて、企画展「憧れのヨーロッパ旅行」が開催中です。明治から昭和にかけて京都で活躍し、日本画壇の重鎮としても知られた画家・堂本印象。今回の展覧会は、昭和27年(1952)に印象が出かけたヨーロッパ旅行がテーマです。印象が還暦を過ぎてようやく叶ったという、遠くあこがれの地への旅。当時は京都から特急列車で東京駅へ向かい、羽田空港からプロペラ飛行機でイタリア・ローマへ。現在の4倍ほど、およそ50時間をかけてのフライトだったそうです。印象はイタリアを皮切りにフランス、スペイン、ドイツ、スイスへと渡り、約半年間滞在。西洋古典美術だけでなく現代美術の動向にも触れ、自身の進むべき道を確信した旅になったとか。期間中に展示されているのは、帰国後に発表した『メトロ』や『窓』など。さらに、滞在中に描いた現地のスケッチ画や油彩画など、ヨーロッパ旅行に関連する作品の数々。作品を通して異国の空気に触れ、当時のヨーロッパにタイムトリップもできるかもしれません。会期は2021年3月28日(日)まで(年末年始を含む休館日あり)。期間中は「京都現代作家展」も同時開催されているので、あわせてどうぞ!詳細は、京都府立堂本印象美術館の公式ウェブサイトで確認してください。3月までには新型コロナウイルスの騒動が落ち着いていますように。京都府立堂本印象美術館(きょうとふりつどうもといんしょうびじゅつかん)京都市北区平野上柳町26-3市バス停立命館大学前下車、徒歩すぐhttps://insho-domoto.com/京都で異国を味わう① 本格ドイツ料理とビール「カフェ・ミュラー」 は こちら京都で異国を味わう② 手づくりのロシア家庭料理「カフェ ヨージク」 は こちら京都で異国を味わう③ 底冷えの京都で常夏ハワイ気分「ALOHANA CAFE」 はこちら
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2020.12.27
漢字ミュージアムで「今年の漢字」を展示
12月12日の「漢字の日」に、清水寺で森清範貫主の揮毫により発表された「今年の漢字」。日本漢字能力検定協会が主催しているもので、すっかり師走の風物詩のひとつとなりました。祇園の「漢字ミュージアム(漢検 漢字博物館・図書館)」では、「今年の漢字展」を開催中。初回の1995年から2019年までの漢字が年表で紹介されています。漢字は年ごとに応募数3位までが並び、その年の出来事や世相を振り返ることもできる仕組みに。過去に揮毫された25枚の「今年の漢字」の大書から厳選された8枚も、額装され展示されています。額装は漢字にあわせてデザインが異なっているそうなので、そちらにも注目してみてください。大書の揮毫の際に使用されたものと同様の筆と墨入れも展示されていますよ。さらに注目は、揮毫されたばかりの2020年の「今年の漢字」の大書です。12月23日(水)まで揮毫の舞台・清水寺の本堂に掲示されていた「密」。12月24日(木)より同館の2階で展示がスタートし、額装前の姿が披露されています。「今年の漢字展」は、2021年1月31日(日)まで。2階では、1月5日(火)まで企画展『なやみ深き漢字学習 -明治から戦前へ-』も開催中です。近代的な学校制度が始まった明治時代から戦前の、教科書や練習帳が展示される貴重な機会。日本初の漢字に特化した体験型ミュージアムで、漢字の面白さや奥深さに触れてみませんか?漢字ミュージアムは、八坂神社から四条通の南側を西に歩いてすぐ。年内は12月30日(水)まで休まず開館しているようです。漢字ミュージアム(漢検 漢字博物館・図書館)京都市東山区祇園町南側551(京都市元弥栄中学校跡地)京阪祇園四条駅6番出口から東へ徒歩5分https://www.kanjimuseum.kyoto/
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