蒸し暑い夏の夜、少しでも涼しく過ごしたいですね。
7月26日は「幽霊の日」というのをご存じでしょうか?
江戸の「東海道四谷怪談」にちなんで制定されたそうですが、京都にも幽霊にまつわる逸話が多数。
平安時代の京都には亡骸を洛外へ運び、野ざらしにして風葬する習慣があったといいます。
その代表的な場所が、鳥辺野(とりべの)、化野(あだしの)、蓮台野(れんだいの)です。
鳥辺野の北に位置する高台寺周辺では、幽霊や妖怪の姿が多く目撃されてきたとか。
供養も兼ねて、高台寺と圓徳院では、毎年夏に「百鬼夜行展」が開催されます。
今年も8月31日まで開催中で、境内ではユーモラスなおばけ提灯が出迎えてくれます。
方丈には、高台寺が所蔵する新旧2本の百鬼夜行絵巻や河鍋暁斎の地獄太夫の掛軸などを展示。
昨年奉納された中国出身の画家・藤井湧泉氏による「妖女赤夜図」の襖絵も同時期に公開されます。
8月1日~18日には夜間特別拝観も開催される予定なので、あわせて楽しむのもおすすめ!
現代の夏の京都で、幽霊や妖怪たちに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
詳細は高台寺の公式ウェブサイトでチェックしてください。
高台寺 公式ウェブサイト
https://www.kodaiji.com/