BLOGイベント2020.07.23

高台寺・圓徳院で「百鬼夜行展」が開催中

蒸し暑い夏の夜、少しでも涼しく過ごしたいですね。

7月26日は「幽霊の日」というのをご存じでしょうか?

江戸の「東海道四谷怪談」にちなんで制定されたそうですが、京都にも幽霊にまつわる逸話が多数。

平安時代の京都には亡骸を洛外へ運び、野ざらしにして風葬する習慣があったといいます。

その代表的な場所が、鳥辺野(とりべの)、化野(あだしの)、蓮台野(れんだいの)です。

鳥辺野の北に位置する高台寺周辺では、幽霊や妖怪の姿が多く目撃されてきたとか。

供養も兼ねて、高台寺と圓徳院では、毎年夏に「百鬼夜行展」が開催されます。

高台寺_リサイズ済2.jpg

今年も8月31日まで開催中で、境内ではユーモラスなおばけ提灯が出迎えてくれます。

方丈には、高台寺が所蔵する新旧2本の百鬼夜行絵巻や河鍋暁斎の地獄太夫の掛軸などを展示。

昨年奉納された中国出身の画家・藤井湧泉氏による「妖女赤夜図」の襖絵も同時期に公開されます。

8月1日~18日には夜間特別拝観も開催される予定なので、あわせて楽しむのもおすすめ!

現代の夏の京都で、幽霊や妖怪たちに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

詳細は高台寺の公式ウェブサイトでチェックしてください。


高台寺 公式ウェブサイト
https://www.kodaiji.com/

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