京都の紅葉シーズンは、寺社や文化施設の特別公開やライトアップも楽しみですよね。
哲学の道の近く、私のお気に入りの「和中庵」は通常非公開のスポットです。
ノートルダム女学院中学高等学校の敷地内にある教育施設で、春と秋だけ特別公開されます。
元は滋賀県近江市出身の豪商・藤井彦四郎氏が昭和初期に建てた、和洋折衷の邸宅。
藤井氏が贅を尽くし、粋を凝らした豪邸は、そのあとノートルダム教育修道女会に譲渡されました。
シャンデリアが蛍光灯に替えられるなど、簡素な修道院として活用された歴史も興味深い建物です。
「和中庵」の特別公開は、11月22日~12月8日。
哲学の道の紅葉を愛でながら、ぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか?
ノートルダム女学院中学高等学校 和中庵
京都市左京区鹿ヶ谷桜谷町110
市バス停宮ノ前町から徒歩8分、または市バス停真如堂前から徒歩10分
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