先日の「きょうのちしん」でご紹介した、三哲通(塩小路通)。
その通りに建つ浄土宗のお寺が、三哲通の名前の由来になったといわれています。
元和2年(1616)ごろ、僧・三哲(安井算哲)によって創建されたと伝わる「龍岸寺」です。
三哲(安井算哲)の息子は、江戸幕府の初代天文方を務めたという、渋川春海(算哲)。
その渋川春海(算哲)の屋敷跡に、お寺が整備されたのが始まりとされています。
今、この龍岸寺が、"ナムい"お寺として注目を浴びているのをご存じでしょうか?
合言葉は、"一緒にツクろう 新しいお寺のかたち"。
"お寺こそ、日本人の信仰文化の拠点!"を信念に、さまざまな取り組みが行われています。
なかでも注目は、多彩なメンバーで構成される活動ユニットです。
仏具系ポップユニット「佛佛部」は、仏師を筆頭に京都の職人さんたちがアイドルとコラボ。
冥土喫茶「ぴゅあらんど」では、メイドの「くーたん」が、隔月で"娑婆留学"に来ているとか!?
どちらもお寺での活動再開が待たれますが、おうち時間に楽しめるコンテンツもありますよ。
YouTubeチャンネル「龍岸寺ナムナムTV」です。
ご住職さんと、小学生の息子さん(えんちゃん)によって、さまざまな動画を配信。
週末には、「今週の終わりの会」と称したライブ配信も行われているとか。
外出自粛期間中の今、ぜひ視聴して心を整えてみてはいかがでしょうか。
また、仏師・三浦耀山さんによる「1日仏像彫刻教室」の11月9日(火)分の募集も行われています。
詳細は龍岸寺の公式ウェブサイトで確認してください。
お寺の掲示板も名物で、つぶやきはもちろん、カラフルなチョーク画にも見入ってしまいます。
浄土宗 龍岸寺(じょうどしゅう りゅうがんじ)
京都市下京区塩小路通大宮東入八条坊門町564
京都市バス停七条大宮下車、徒歩5分
龍岸寺 公式ウェブサイト はこちら
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