BLOG歳時記2020.01.29

京都の節分③「豆政」の節分福豆

旧暦の大みそかにあたる2月3日の節分は、京都人にとって大切な日。

吉田神社などでは、節分に「年越しそば」を食べる風習も残っています。

先日「きょうのちしん」でご紹介したのは、北野天満宮で授与される福豆。

初詣以上ににぎわう京都の寺社の節分祭は、福豆も上等のものだったりします。

今回ご紹介するのは、30種類以上の豆菓子を扱う明治17年(1884)創業の「豆政」。

王朝五彩をあしらった、さわやかな甘みの豆菓子「夷川五色豆」が名物の老舗です。

実は吉田神社や八坂神社などで授与される節分福豆は、こちらのお店で作られているもの。

今では多くの寺社で福豆が授与されていますが、そのきっかけを作ったのが「豆政」の2代目だとか。

吉田神社や八坂神社の節分祭にお出かけの際はぜひ、福豆を手に入れてくださいね。

もちろん、この時期は「豆政 本店」の店頭にも多彩なパッケージの福豆が並び、節分の装いに。

なかでも木桝に入った「節分福豆詰め合わせ」は、節分の贈り物にも喜ばれそうな逸品です。

こちらの福豆は北海道産の大粒大豆のみを使用し、京都の湧き水で仕込んだこだわりのもの。

私は名物の「夷川五色豆」と半分ずつセットされたものを求めました。

ゆっくり噛みしめながら、気がつけば年の数以上食べてしまいそうです。


豆政 本店
京都市中京区夷川通柳馬場西入ル6丁目264
地下鉄丸太町駅7番出口から徒歩5


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