京都のまちなかでフジバカマが見ごろを迎え、ほのかな香りが漂っています。
10月9日(金)~12日(月)に開催される「藤袴祭」へ出かけませんか?
絶滅危惧種とされ、地域の人々によって大切に育てられているフジバカマ。
「京都から出さない」「他の地域から入れない」「種を作らない」の"藤袴三則"もあるとか。
保全育成成果として、毎年この時期に中京区と上京区の文化的建造物を中心に展示されます。
期間中は寺町通の、「御所東ロード」とよばれる一帯から二条通間が「藤袴祭」の舞台に。
スタンプラリーは、革堂(行願寺)や下御霊神社、洛陽教会、新島会館など16ヶ所で開催予定です。
下御霊神社の境内では多彩なお店が並び、革堂では秋の七草を生けるワークショップも。
「アサギマダラ」の形の願い札に願いごとを書くと、後日、革堂の愛染堂でお火焚きされます。
名前のとおり浅葱(あさぎ)色をしたアサギマダラは、"海を渡るチョウ"ともよばれる蝶々の一種。
フジバカマの香りに誘われてやって来る、アサギマダラの姿にも注目してみてくださいね。
また、期間中は地域の銭湯も「藤袴の湯」に。
玉の湯で、10月9日(金)・10日(土)・12日(月)の3日間に限り「藤袴の湯」を楽しめます。
カラダのサビを除去し、健康長寿を促進する成分がたっぷり含まれているというフジバカマ。
その香りは、平安時代の女性の身だしなみにも欠かせないものだったとか。
当時のお風呂を再現した「藤袴の湯」で、平安貴族の気分も味わえるかもしれません。
フジバカマの香りに包まれながら、心豊かなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
イベントの詳細は、源氏藤袴会の公式ウェブサイトで確認してください。
源氏藤袴祭 公式ウェブサイト はこちら