日本文化を代表する、茶の湯。
その歴史は禅とともにあったのをご存じでしょうか?
足利義満が建立し、五山文学の中心としても栄えた「相国寺」。
併設の「承天閣美術館」で、企画展「茶の湯-禅と数寄」が開催中です。
戦国時代に織田信長が相国寺で開催した茶会に千利休が招かれるなど、相国寺は現在の茶の湯の形成に大きく貢献しました。
江戸時代になると、新たな茶の湯が相国寺や鹿苑寺で盛んになったといわれています。
今回の展覧会では、さまざまな人の手を経て相国寺へ伝わった茶道具などの名品を一堂に公開。
大名茶人・松平不昧公旧蔵の「国宝 玳玻散花文天目茶碗」など、見どころが満載です。
I期は12月22日まで、II期は2020年1月11日~3月29日の開催です。
相国寺承天閣美術館
京都市上京区相国寺門前町701
地下鉄今出川駅から徒歩10分
https://www.shokoku-ji.jp/museum/exhibition/chanoyu/
写真提供:相国寺承天閣美術館