足利義満が建立し、五山文学の中心としても栄えた「相国寺」。
併設の「承天閣美術館」で、展覧会「言祝(ことほ)ぎの美――寺宝でつづる吉祥」が開催されています。
ことほぎとは、文字どおり言葉で祝うこと。
日本の和歌や物語をはじめとした文化も、この言霊(ことだま)思想から生まれたといってもよいでしょう。
新たな天皇の御代をことほぐ時期にあたる今、承天閣美術館ではそんな美術工芸品、宗教芸術品を展示。
皇室ゆかりの名宝をはじめ、相国寺、金閣、銀閣の品が、祝いの気持ちをこめて公開されます。
Ⅰ期は6月23日まで、Ⅱ期は7月6日~9月16日の開催です。
相国寺承天閣美術館
京都市上京区相国寺門前町701
地下鉄今出川駅から徒歩10分
http://www.shokoku-ji.jp/j_now.html
画像提供:相国寺承天閣美術館
画像:郭子儀兒孫遊嬉図屏風 六曲一双のうち左隻(部分) 江戸時代 相国寺蔵