こんにちは。
京都在住のでぶっちょフリーランスライター・泡☆盛子です。
このコーナーでは京都の街で私が「もっと太ってもかまわないから食べたい! 行きたい!」と思う旨きもの・良きお店をご紹介します。
今回の三軒は鉄板焼きのお店。
寒い寒いこの時季は、熱々のつまみで飲みたいですもんね!
ベタな美味しさにホッとする西陣の隠れ名店
千本今出川を少し下がったところにある『らんど』は、地元客に愛される一軒。
初見ではちと入りにくい2階店なのですが、一度訪問してみればその居心地の良さと安定感のある味に魅了されること間違いなし。
感じのいいご夫婦(かな?)が切り盛りされていて、カウンター席ではいつも常連さんがまったりと世間話をしているような雰囲気です。
私がここで好きなのは、トップ画像になっているそばめし。
焼きそばを気持ち長めにカットしてあって、「そうそう、こんなん食べたかった!」と膝を打ちたくなる、すごくいい意味で"フツーのソース味"。
目玉焼きの半熟具合もいつだって完璧です。
生ビールをグイッと進ませる一品も充実!
テッチャンキムチ。
ぷりっぷりのホルモンがキムチ味を纏うのだから間違いない!
とん平焼き。
いろんなバージョンがあるとんぺいですが、ここのは少し厚みがある豚肉を焼いてオープンオムレツっぽくしたもの。
カリッと焼けた玉子のはしっこが美味しいのよねぇ。
これも鉄板焼きのお店ならではのお楽しみ。
いつも何人かで行ってシェアするのがお決まりなので、写真を見返すうちに「もっと食べたいねん!」という欲がむくむく湧き上がっております。
いつか一人でそばめし食べたんねん!(小さな夢を大切に生きたい)
一度はシラフで行ってみたい深夜のオアシス
友人に教えてもらって、最近ちょいちょい通わせてもらっているお店です。
西木屋町六角を下がった西側、ロイヤルビル1階にある『お好み・鉄板 二六(にろく)』は深夜2時ラストオーダーなのが嬉しい夜遅店。
正直申しまして、いつもまーまー酔っ払ってから伺うのでしっかりとシラフでお食事をさせていただいたことはないのです......。ごめんなさいっ。
でもお若いのに包容力がある感じのご店主さんやスタッフさんがとてもいい感じで、ついつい吸い寄せられてしまうのです。
必ずたのむのはコレ!
みんな大好き赤ウインナー!
しかもこちらは「ダブル」という魅惑のメニューがあるのです。これ、ダブル。
それでも足りなくなったりして、おかわりもしちゃったりね。
私はちょいマヨ派!
我が故郷・沖縄のソウルフード「ポークたまご」も、関西の鉄板焼きマジックをかけるとこんな洒落た一品に!
※現在は残念ながらメニューから外れてしまっているようです。復活求む〜〜〜。
焼き物が出来上がるまでの賴きお供、ポテトサラダ!
焼きそばのソースをかけているのが鉄板屋さんならでは。
ざかざかっとした食感のフライドオニオンも効いて、これはよいアテ❤
シメにはこのフォトジェニックな焼きそばをどうぞ〜。
味付けは塩かソースを選び、写真の豚バラなどをお好みでトッピングするスタイルです。
豚バラは麺に混ぜ込んでいないので、カリッと香ばしいのが「わかってる!」感じ。
名物のお好み焼き、今度こそちゃんと食べに行きますね。
それも絶対美味しいはず。
四条大宮のディープな名店が復活!
「四条大宮にこの店あり」といわれた伝説のビニシー(ビニールシート)屋台『鉄板28号』がビルの改修工事を経てリニューアルオープンしました。
以前はたこ焼きの屋台に鉄板が併設され、そこにへばりつくように(失礼!)くっついたカウンターでワインとそれに合う凝ったアテが楽しめるスタイルでした。
改装後はさすがに屋台の面影はなく、「たこ焼き」の提灯が目印となっています。
店内はカウンターに加えテーブル席も増設されたうえ、秘密の空間もスタンバイ。ぜひお店で尋ねてみてくださいね。
お店の内装は変われど、たこ焼き(テイクアウトがメイン)や焼きそばといった昔ながらのメニューと、ワイン&アテの二枚看板は健在!
アテは定番と季節ごとの素材を使ったものがあるのでどちらもくまなくチェックすべし。
エゾ鹿と猪のソーセージ。
皮がプツッと弾け、肉々しさが溢れます。
仔羊のタリアータ。
これがたこ焼き屋さんで食べられるってすごくないっすか??
なぜかタイ風のガイヤーン(焼き鳥)も。
添えてあるスパイスがまた美味しくて!
素焼きのたこ焼きをもらって余ったスパイスをつけたりなんてこともできます。
あん肝と牡蠣のパスタなんて罪作りなものを食べちゃったり......
こんなワインを飲んだり......
モンドールで締めちゃったり......。
レストランばりの料理を楽しむ横で、たこ焼き持ち帰りを待つご近所さんがいるというシュールな光景がたまりません。
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夏は鉄板前だと汗が止まらなくてつらたにえんな私ゆえ、この時季になるとやっと行きたくなるのです。
ぽかぽかに温まったところで飲む冷たいビールがまたたまんない!
かくして、また腹がどえらいことになるというね。
でも悔いはありませんっ!!!